泥沼化する小保方論文疑惑：改ざん、ねつ造で攻防もSTAP細胞は闇の中？

小保方さんのSTAP細胞論文疑惑が泥沼化してきた。理研の調査結果でねつ造、改ざんを認めると、小保方さんはすぐさま不服を申し立てるという。肝心のSTAP細胞の存在は闇の中だ。これが日本を代表する研究機関かと思うと違和感が先走る。

午前の理研の記者会見をNHKの中継で見た。

石井委員長は小保方さん単独の改ざん、ねつ造行為を認めた。電気泳動画像は改ざん、酷似している画像の使いまわしは、間違いとは納得できずねつ造に当たるという。

肝心のSTAP細胞の存在については「委員会のミッションではない」と繰り返すばかりだ。

これに対してすぐさま小保方さんが代理人の弁護士を通して不服で承服できないというコメントを発表した。

理研の会見内容に「驚きと憤りを感じとても承服できない」というのだ。ポイントになる画像の使いまわしに関しては、悪意のない単純なミスで正しい画像データが認められているなど反論している。


午後の記者会見で、野依理事長は、科学界の信頼性を損ねる事態に至ったことを謝罪、研究者にあってはならないことと断じた。

小保方さんから不服申し立ての意向が伝わったことに関しては、STAP細胞に思い入れがあってのことだろうと感想を述べた。

国民皆が知りたがっているSTAP細胞の存在については、再現試験を１年間の予定で実施するらしいが、このSTAP細胞は比較的簡単にできるのではなかったのか。最近のニュ―スに若山教授が渡したネズミが使われていなかったことが分かっており、１年もするとほとぼりがさめるとでも思っているのか。

処分は手続きをとり厳正にするといいうが、小保方さんは弁護士を代理人に不服申し立てをするという。結局は裁判沙汰になるのか。

小保方さんは「驚きと憤り」を感じているというが、小保方さんに利があるのであれば、出てきて直接説明すべきではないのか。

常識で考えると、STAP細胞論文でこれほど大胆なねつ造（？）が小保方さん単独でできるとは思えない。おそらく上司の意向、理研の思いも強かったのではないか。

日本の科学界の信頼を失墜させた理研の責任は重い。理事長は辞任、上司も辞任で襟を正すべきだ。８５０億円と言う血税の投入で成り立っている理研とすれば国民の納得できる処分でないと国民への背信行為になる。