2015年12月25日金曜日

トランプさんが米・大統領?:はっきりものを言う政治家が望まれているのか

米・大統領にトランプさんの可能性? 私たちには投票権はないが生活に大きく影響する米大統領選が始まった。注目せずにはいられないが、今ははっきり物を言う政治家が望まれているのか。中道、リベラルではなく、右派、左派がヨーロッパでも頑張っている傾向を見ると米国でも当然だろう。

私だって米大統領選がブッシュvsクリントンでは飽き飽きする。従来のように知事経験者でないために政治的しがらみもなく、募金ではなく自分のカネで選挙戦を戦うというトランプさんの挑戦にはチョットばかりの期待が持てる。

民主党大統領が続いたために今度は共和党だろうと思うが、その共和党候補者にあってトランプさんは41%と言う高い支持を得、2位のクルーズさん、3位のルビオさんを大きく引き離しているとメデイアは報じる。

しかし、一方で50%の人が「トランプさんは大統領候補としては恥ずかしい」と、「誇りに思う」23%、「どちらでもない」24%でマイナスに思っている現状をテレビの情報番組が報じている。

確かに「イスラム教徒は入国禁止」、「俺に任せれば中東和平だって話を付けてみせる」など今のオバマ政権がモタモタしている政治課題に切り込むし、ヒラリーさんなど女性を軽蔑する発言も多いことが顰蹙を買っているのだろう。

予備選では優位に立つために強気の発言もしているのだろうが、本選では実際の政策を訴えていかなければならず、多くの米国民がどう判断するか。

しかし、今のトランプさんのやり方は前大阪市長の橋下さんのやり方に似ていないか。相手をやじり、罵倒し好き勝手なことを言うが「発信力」と誤解され人気を博す。でも本選ではそうはいかないだろう。アメリカの力は弱くなったとは言え世界の警察官の役目は期待されている。

トランプさんが大統領になれば日本も影響を受ける。

日米安保、新しく制定される安保関連法でも尖閣は自分で守れ、南沙諸島では「航行の自由」作戦で日本も軍事参加せよというだろう。日本車が米国で売れていることに反対している。米国産業を守るためにTPPだって米国では反対論が大きい。TPPでGDPは14兆円伸び、雇用も80万人増と言っているのは日本だけでは。

一方、米・大統領選では意外な結果になった前例がある。1980年のカーターvsレーガンでレーガノミックスのレーガンさんが勝利した。掲げたスローガンは「減税で税収増」だったが失敗した。今の安倍総理のアベノミクスも同じ運命か。

イギリスのサッチャー元首相、ドイツのメルケル首相、ロシアのプーチン大統領、言ってることとやってることが違い、顔を合わせて握手するも理解が深まったと安心するのは危険な中国の習主席そして我が国の安倍総理、世界ははっきりものを言い、YESかNOが分かる政治家が出てくる時代なのかもしれない。

トランプさんが、このまま大統領になるかどうかはわからないが、トランプさんが高支持は得ていることは、他の対立候補が大統領になった時にも、その政治姿勢は影響を受けるだろう。


参院選、衆参W選(?)よりも注目だ。

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