東大時計台前銀杏並木 2016.11.26撮影 |
26日は絶好の黄葉見物日だ。神宮外苑の銀杏並木は見たことがあるので今回は東大時計台前の銀杏並木と三四郎池の黄葉を見る事にし、JR蒲田駅から京浜東北線に乗り御徒町駅に向かったが、孫が「山手線に乗りたい」と言って聞かない。まわりの乗客は笑っている。「ここは京浜東北線しか走っていない」と言っても聞かないので浜松町で山手線に乗り換えた。
御徒町駅を降りて春日通りを上り途中湯島天神へ。菊まつりはまだだったので参拝客は少なかったが結婚式を挙げていた。合格祈願の絵馬はさすがに凄い数だ。○○大学と多くの大学名が記されている。
更に上り春日警察署前信号を東大病院へ入っていく。ここの通りの黄葉は既に過ぎたのか枯れ葉だ。今年はどこもきれいでない。
三四郎池 2016.11.26撮影 |
三四郎池に寄ったが同じだ。それでも見学者も多くカメラを向けていた。池をめぐり人もいるがアップダウンも激しく道も悪い。池をめぐりながら思考を重ねる研究者はいなかっただろう。危なくてそんな事は出来ない。ノーベル賞受賞者が少ないのも要因ではないか。
今、朝日新聞で夏目漱石の「三四郎」が掲載されている。私も以前、読んだ事があるが、足の親指に釣り糸を結んで昼寝したシーンしか覚えていない。とてもじゃないが文学を読んだ内には入らない。
三四郎池を出て時計台前に出た。石段に座ってスマホを操作している学生がいた。この辺は昔は学生運動のアジ看板が乱立し騒然とした雰囲気だったが、今はクリーン作戦が効を奏し落ち着いた雰囲気を取り戻している。落ち着いて研究できる雰囲気だ。
銀杏は黄葉の真っ盛りだ。正門から一般人が入ってくる。立ち止まってカメラを構える人、じっと立ち止まって見上げている人、黄葉の良い色が出ている水彩画を描いている人とマチマチの楽しみ方がある。
正門から銀杏並木、時計台の撮影は光線の都合、銀杏の枝振りからうまく行かない。じっと眺めるに越したことはない。孫は東大など何の感慨もない。落ちてくる銀杏の葉を追っかけて喜んでいる。
赤門から東大を出た。
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