東京オリンピック・パラリンピックって何なのだ。安倍総理まで参加し開催地発表での「TOKYO」のカードに湧いた熱狂は何だったのか。そんな疑問が湧いてくる東京オリンピックだ。
4500億円を用意している(猪瀬元知事)、「お・も・て・な・し」で歓迎と謳ったが、東京は金持ち、治安もいい、誘致に数十億円ももらった。「他の2候補地に比べてマシだ」とIOC貴族が判断したのも分かる。
一方、候補地に名を上げた東京は東京湾フロント開発が喫緊の課題だ。何か大きなイベントをやって都のカネだけでなく、国からもカネを出させる開発するのが得策だと考えたのだろう。東京都に大きな利益をもたらす事を前提に赤字になったときは東京都が被ると契約書に書いてあるらしい。
オリンピックはカネがかかる。施設、運営費は高騰し、借金は大きな財政負担となることが分かってきてボストンは誘致を諦めたし、ローマは誘致を辞退した。1960年開催時の借金がまだ残っているという。
そして今、東京オリンピックの計画見直しはどうなのか。
高騰する施設、運営費は2兆、3兆と言われているが東京都政改革本部は3兆円に達すると予測するが、IOC副会長は上限2兆円ではなく、もっと削減を要求する。
ボート/カヌー会場、水泳会場、バレーボール会場の見直しが検討されたが、海の森水上、アクアチックスセンターは予定通りで経費削減をするが、バレーボール会場は有明か横浜かで決まらなかった。クリスマスまで先送りになると言う。
組織委員会の森さんは「横浜市は迷惑なのでは」と反対すれば、小池さんは「是非やりたいと言っている」と応戦する。
東京都vs組織委員会、アスリート、競技団体の攻防だ。東京周辺で新しい競技場で多くの観客を集めてやりたいのだろう。
「レガシー、レガシー」と言うが、何を残したいのか。負の遺産しかない。海の森水上は今後年間2億円の赤字だという。
経済効果もはじかれているが、これほどいい加減な予測はない。今まで多くの公共施設建設で予測があったものはない。
IOCも同調するコンパクト・オリンピックは無駄な施設建設を止め、経費削減を言っているのだ。一時的にアスリートを満足させるも大きな借金を東京都は抱え込むオリンピックには反対だ。
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2016.11.29掲載
五輪3会場調整:東京都vsアスリート、競技団体のエゴか
yamotojapan.blogspot.jp/2016/11/blog-post_29.html
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