マンションの維持管理は管理組合の重要な役目であるが、管理会社への「お任せ」が多く不満も目立つのではないか。そこで考えたのが管理組合、管理会社による合同の「維持管理監査」の実施だ。必要であれば管理組合が管理会社に是正勧告出来ることを「理事会運営にかかわる基準」で規定した。
小規模マンションの理事に就任して1年、管理会社のマンションの維持管理に多くの疑問を感じだした。既に7年、管理組合と管理会社の馴れ合いで維持管理がルーズになってきた。
管理会社の担当者は自分のやり方で管理するし、会社のポリシーなどなく担当者に任せきりだ。管理人に到っては年も年で管理に融通性がない。自分の決めたとおりにしか出来ない。
だから4Sはなっていないし、床の蓋もきちんと出来ていない。目立つエントランスの雨樋は詰まり両側にヘドロが詰まり黒くなった汚水が壁を伝わって流れ落ちるので壁面の汚れが目立ち、長期間放置したためか汚れがこびりついている状態だ。
管理会社の課長に、「こんな簡単な仕事がきちんと出来ないと言うことは、他の仕事はどうなっているのか」「マンション維持管理として清掃の徹底」を強く要望した。
早速、指導係を行かせ現場確認して善処するとメールで答えてきたが、その日のうちに対応したようだ。翌日、証拠写真でも撮ろうと思って指摘した場所に行ったら改善されていた。
管理会社「お任せ」のマンション管理から管理組合主導の管理体制を目指し「理事会運営にかかわる基準」を整備している。
その中に、年2回の管理組合と管理会社合同の「マンション維持管理監査」の実施を規定した。管理組合が必要と認めた場合は「是正勧告」も出来るようにした。
年間管理費として500万円弱の費用(担当者、管理人、清掃人)を管理会社に支払っているが、経費削減の必要から他の管理会社へ比較見積を依頼する予定だ。経費削減を目指した専門委員会の設置も決め、委員を公募することにした。
理事会では「後ろ向きの発言」や管理会社側に立った発言をし、鷹揚な態度を示し大物ぶる理事もいる。ここは経費削減に賛成の人間だけでしっかり議論すべきではないかと思う。
確かにマンション管理は難しい。問題の共有化に必要以上の労力がかかる。
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2016.11.21掲載
マンション運営(1):管理会社「お任せ」から管理組合主導の管理体制へ
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