トランプ次期大統領の記者会見 2017.1.12 NHK ニュースォッチ9 |
不規則な発言は反知性主義と批判されている。
当選したと言っても決して安泰ではない。クリントンさんには290万票の差を付けられ、ロシアの介入で勝ったとも報じられた。共和党内の主流派からは総スカンで、閣僚人事の公聴会では過去の言動で反対されている。
議会運営が大丈夫なのかと心配になる。
大統領就任までのツイッターによる企業活動、個人への「つぶやき」攻勢は権力者としてあるまじき圧力をかけることになった。
フォードはメキシコへの進出を断念し、米国内工場の増強に変更した。トヨタはメキシコ進出を諦めないが、アメリカに今後巨額な投資をし雇用の創出に応じたいという。他の自動車産業は戦々恐々だ。
オバマ大統領の路線と内政、外交で政策の継続性が疑問視されている。
オバマケアーには反対だし、TPPも反対だ。親露派とみられて対ロシアに対する経済制裁もどうなるか分からない。サイバー攻撃を批判し35人のロシア外交官を追放したが、プーチン大統領は報復せずに様子見に出たことを評価している。
どうしても今のところ世界におけるアメリカの立ち位置が分からない。だから各国首脳もしばらくは様子見だろう。
功を焦る安倍総理は就任後訪米すると言うが、難しい宿題を抱えて帰国することにならないか。まずどんな国際会議に出てくるかが判断材料になる。
選挙戦では国内産業を守るためにドル安を訴えていたが、今はトランプ効果(?)で円安、ドル高、株高だ。何故ドル高を容認しているのか。就任後一気にドル安に転換する気なのか。
中国、日本、メキシコがアメリカの産業、雇用に障害となっていると言う。安い製品がアメリカ市場に入り込み米国産業、雇用に悪影響を来していると言うのだ。
TPPなど多国間貿易を否定し、2国間貿易を推奨している。比較優位の原則での貿易交渉はアメリカにとっては有利とみている。具体的には様子見だ。どう出てくるか分からない。
これは大事な事だが、オバマ大統領は最後の記者会見で民主政治の正当性を訴え、その特質が10日後(トランプ大統領就任で)には明らかになるだろうとトランプさんを牽制した。
大統領当選直後のトランプさんの記者会見では選挙中と打って変わって(?)真っ当な事を言っていたので、「大丈夫だろう」と思っていたが、昨日の記者会見では、1月20日はすばらしい日のなる、雇用がおこると言うし、一方でメデイアに対しては辛辣だ。
メデイアは好意的でない。ニセの情報を流すと批判する。今市民が持っている懸念も否定、大統領職と事業は利益相反するが成り立つとも言う。
まだ、身勝手な解釈、考え方を持っているが大統領就任後にどうなるか。
演出か、本音か、見極めが付きにくいトランプ大統領だ。
市場も様子見か 12日午前 19202.9円で161円安 2017.1.12 午前 東京証券取引所で |
兎に角、20日までは政界も市場も様子見だ。
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