読売新聞(2018.9.1)の総裁選2018「安倍氏に聞く」を読み、よくもきれい事を白々しく言ったものだと驚く。誰が読んでも「これはおかしい」と思う。安倍支持者だって内心ではそう思っているはずだ。
こう言うことを平気で言える安倍さんだから「信用できない」と思われても不思議ではないのだ。
こういう人が後3年総理の座に着く可能性が大きいことに問題があるのだ。
それによると、自民党は「新たな国造り」を責任を持って進めるという。どんな国を造ろうとしているのか。その基本は憲法改正にあるだろう。安倍さんも言うように国民投票は「日本をどう言う国にするか」の選択なのだ。政治的観点や政権選択であってはならないという。
安倍さんは自民党草案を国会に提出する予定らしいが、その草案は憲法9条改正がポイントにあるようだ。
でも安倍さんは提案するだけで、選択するのは国民なのだ。だから国民投票で「否定されても安倍さんの責任にならならい」と今からけん制する。
憲法改正で一番問題なのは改正の意味が分かっていないのは安倍さん本人である事だ。
又、様々な人の意見に耳を傾けると同時に決まったことは一致団結して実行するという。
働き方改革、特定秘密保護法、テロなど準備罪などは十分に国会で審議されたのか。何時もの事だが採決までのスケジュールが先に有り、時間切れでの強行採決が常態化しているのをどう考えているのか。
一致団結は自民党だけの話だ。だから自民党員の議席数が重要になる。安倍さんが総裁選で自民党国会議員の支持数を最大にしようと悪事を働いているのもそのためか。
日米首脳会談をめぐり米紙報道が問題になっている。トランプ大統領が「私は真珠湾を忘れない」と言ったと言う。
安倍さんはトランプ大統領が就任前から親密さを養うために会談し、信頼関係を築いてきたことに自信を持っているようだ。主張するときは主張すると言うが、日米貿易不均衡などはどうなるか。米国は何時も日本に対して貿易問題でクレームを付けている。
トランプ大統領になってから日米経済懇話会(?)という会議を設けた。日本に経済政策での要求をしているのだろう。日本は昔から外圧に弱い。
トランプ大統領には金委員長に拉致問題に対して安倍さんの考えを伝えてくれと依頼したが次は自分が会うという。自分で解決するらしい。でも、トランプ大統領への頼み事は高く付いている。何時も巨大な軍事費がついて回るのだ。
金融緩和の出口戦略についてはデフレ脱却、成長戦略の手を緩めないという。デフレは脱却しているが成長には問題がある。そこで規制緩和、戦略特区構想で固い岩盤に風穴をあけたと思ったら「モリカケ」問題に始まる安倍総理夫婦による憲政史上稀なる不祥事を起こしてしまった。
「モリカケ」問題でのコメントは一切ない。安倍さんのアキレス腱だ。
2%物価目標に着実に進むと言うが安倍さんが拘るために日銀は緩和縮小、金融政策正常化に向け先進国の中央銀行に後れを取っている。
日銀の自主性を否定していることになる。
最後に自分自身の政権運営での反省点を問われ、「こうすればもっと国民に理解を得られた」との想いの連続だったと言うが、「モリカケ」問題では80%の国民が安倍さんに納得していない。国会審議でも何度も追及されていたが何時も「はぐらかしの答弁」で、答弁内容に改善が全然見られなかった。
「改める点は改め、今後も謙虚に丁寧に政権運営する」と言う。丁寧な説明をことある毎に主張するが何時も国会審議では国民を裏切ってばかりだ。
一国のリーダーとして資質に欠ける人材である事に間違いはない。
今度は石破さんのインタビューだ。選挙管理委員会は公平、平等な記事の記載を要求している。
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