読売新聞 2018.9.13 |
安倍総理はこれに対して即答は避けたが、プーチン大統領が「友人としてすべての問題を解決していく」と言及するも、今までファーストネーム「ウラジーミル」と呼び合っていたのを「プーチン大統領」と友人関係が一歩後退した呼び方に変わった。
安倍外交は内容のない「パーフォ―マンス外交だった」ことが明らかになったが、トランプ大統領が日米貿易交渉で「合意できなければ親友関係は終わる」という意味の発言をしていたことを考えると安倍外交も舐められたものだ。
そういえば北方4島返還問題は右往左往の連続だ。時の政権がロシア大統領と直談判しているがなかなか進展しない。橋本総理(当時)とエリチン大統領(当時)の時にエリチン大統領が北方4島で言及したチャンスがあったが橋本さんの判断ミスでチャンスを逃がしたことを思い出す。
歴史的なことを考えれば1956年の日ソ共同宣言で平和条約締結後に歯舞、色丹を引き渡すということになって62年、2001年のプーチンー森のイルクーツク声明では北方4島帰属後に平和条約締結ということになって17年、
そして今、日本の考え方は歯舞、色丹返還後に平和条約締結、そして択捉国後返還という工程を考えている。
それに対するプーチン大統領特有の「くせ球」を投げたことになる。安倍総理は当然即座にはコメントできなかっただろう。
今、プーチン大統領は北方4島をインフラ整備での経済開発、軍事化を狙って投資している。日本にとっては施政権、領有権に係る重大事項だ。
ところが安倍総理は4島の経済支援にご執心でプーチン大統領の片棒を担ぐ結果になっている。
安倍さんにとっては4島返還は遠のくが大事なのはプーチン大統領との友好関係を保つつもりだったが、こんなことがあって今までファーストネームで呼んでいたのが「プーチン大統領」と型ぐるしい呼び方に変わった。
トランプ大統領との親密な関係が終わろうとしている。
外交が得意と言いながら相手にカネを貢ぐことに関してだけだったのだ。
自民党議員は総裁選で正しく評価すべきである。
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