民放テレビニュースより 2018.9.6 |
6日3時8分ごろ北海道胆振東部で地震発生、M6.7、震度7、発生地域に特有の被害が多発している。当初石狩低地東縁活断層が動いたのかと思ったようだが、震源が10km離れ、深さも37㎞ということで別の未知の断層が動いた可能性を指摘されている
朝起きてNHKラジオを聞くと地震のニュースが流れていた。ちょうど時間帯からすると専門家、成功者へのインタビューの時間だったので地震専門家へのインタビューと思っていたら北海道で本当の地震が起きたことがすぐわかった。
テレビの画面では厚真町の大規模な山崩れ、それによる建物の倒壊、流出という被害だ。田園風景からすると田んぼがあって道路沿の山際に宅地ができた町だ。
なんでこんな山崩れが起きたのか。映像を見ると白い地層も見える。火山灰で形成された急斜面の地形ではこうなるのだろう。
被災者は「ドーン」と大きく揺れたというが強い縦揺れが小刻みに動いたのだろう。いつものことながら年配者が「こんなおはじめてだ」という。
山間部の山崩れ、土砂災害の一方で都市部は液状化がひどい。あの浦安の惨状と同じだ。道路はうねり、中央線のところで一方の車線が崩れている。付近に住む人が「ここは田んぼだった」という。田んぼを埋め立て宅地として開発したのだ。
「知ってはいたがこんなになるとは想像できなかった」ともいう。
地盤沈下もひどい。160cmは沈んでいる。当然に水道などのインフラが被害を受ける。
神社の境内の地面の割れを見ると東西方向に割れているが一方で南北方向にも割れが目立つ。
日本気象協会のtenki.jpで北海道胆振東部地震の経歴を調べてみた
2017年14回、2016年2回、2015年2回、2014年7回、2013年2回、2012年3回。そして2018年9月に震度7、その後余震が続き100回ぐらいにはなるだろう。
2017年の14回が目を引くがこれでこの付近の地震発生を予測することはできないだろう。
北海道広域での停電はひどい。夜はブラックアウトだ。原因は近くの苦東厚真火力発電所が被災したためらしい。165万kwの出力らしいが道内の50%の電力をまかなっていたというから驚く。電力需要から稼働していた他の発電所も止まったらしい。専門家がいろんな指摘をしているが北海道特有の現象だった。
しかし、近くに石狩低地東遠活断層がある。これが動けばM7.9ぐらいが想定されているのだからもっと慎重に対応を考えておくべきだったのではないか。
今回は内陸直下型、未知の「隠れ断層」が動いたと考えるべきか。関東平野など堆積物が深いところは存在がわからないだけで安心してはいられない。全国で隠れ断層は約4000あると言われている。約2000の活断層の近くに隠れ断層があることぐらいは想定しておいたほうがいいか。
北海道内で分かっている活断層 日本の地震活動 被害地震から見た地域別の特長 第2版 |
これ以外に北海道沖は千島海溝沿いの海溝型巨大地震の発生が緊迫していることが心配されている。この場合は巨大な津波による被害が追加されるのだ。想像できるか。
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