20日の自民党総裁選で国会議員票の80%、地方党員票の34%を獲得し安倍さんが三選を果たしたが本当に良かったのか。3選を果たしても喜べない結果がメデイアの世論調査で分かる。「謙虚に丁寧な政権運営」と言いながらも安倍さん本人を始め側近連中が意識改革をしなければ早い時期に求心力低下が始まる。
自民党総裁選での安倍さんの獲得票率を見ると、自民党党員票での投票率61.74%、安倍さん支持が55%と言う事は安倍さんは34%の獲得票率だ。
自民党国会議員の支持が80%と言う事を考えれば大きなギャップがある。地方党員票は世論を反映していると見ると安倍さんは喜べないのだ。
そのメデイアの世論調査では選挙前の朝日新聞によると「総裁にふさわしい人」設問で安倍さん39%で石破さんを大きく引き離していた。
一方選挙後の読売新聞(2018.9.24)によると「安倍さん三選で良かった」という人は46%、「良くなかった」が41%と拮抗している。
自民党国会議員の票とはかけ離れ安倍さん支持は40%前後となるか。でも選挙前の「総裁にふさわしい人」設問には「この中にはいない」が安倍さんや石破さんを押さえて33%程度あったことを考えるとチョット高すぎるか。
更に、安倍さんは「信用されていない」ことがよく分かる。
同じ読売新聞で、内閣支持率及び支持する理由を見てみた。
安倍内閣支持は50%、不支持は41%、一方その理由に「首相を信頼できる」か、「信頼出来ない」かを見ると支持者の中で「信頼出来る」と答えたのはたったの8%、不支持の人の「首相は信頼出来ない」と答えたのは62%と高率だった。
全体で見ると、「首相を信頼出来る」と答えたのは4%、「首相を信頼出来ない」と答えたのは24%と言う事にならないか。
麻生さんは今回の結果を「石破善戦とは言えない」と記者会見で不快感を示していた。国会議員は毎日安倍さんと顔を合わせているので「国会議員の評価は正しい」とでも言いたいようだった。本当か。
私には私利私欲、大臣待望で安倍支持に回った人が多いのではないかと思える。麻生さんは自分が総理の時に石破さんから受けた仕打ちが頭にきているのだ。「石破だけはダメ」と選挙前から言っていた。
自民党議員も表向きは「内政に問題はあったが長期安定政権に期待」しているのだろうが私利私欲で群がっていたのではないか。
恐らく自民党議員も地元に帰れば支持者の意見は安倍不支持が多かったのではないか。国民の「民意」と国会議員の「私利私欲」とに大きなへだたりがあったのだ。
安倍さん「 驕れる者久しからず」だ。
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