岸田総理は運が悪いのか。次々と難題が降りかかるが、萩生田政調会長が言うように「予告編が長く中身がミスマッチ」と。自民党内でもこんな意見が飛び出すほど、岸田総理の求心力は弱くなったのか。
すぐには岸田おろしは起きないだろうが人気もなく支持率も20%台、必死で外交に力を入れるが思うようにいかない。そりゃそうだろう。重要なは国民の生活に関係する内政問題なのだ。
政治家として大事なの
「政治とかね」にクリーンなのだが、いかにせん、岸田派にも政治資金パーテイーでケチが付いた。岸田総理は勉強会だと強弁する。クリーンに見えた岸田総理だが自民党のご多分に漏れずグレーなのだ。
積み重なる難題を見てみよう。
辺野古移設問題は相変わらず沖縄県と政府の裁判闘争だ。滑走路建設の端に軟弱地盤が見つかりさらに巨額な投資が必要になる。県は変更を認めない闘争に出たが、国は強い。強硬だ。そこにおpスプレイの墜落死亡事故が発生した。オスプレイには事故が付きまとう。しかし事故が起きても日本には捜査権が及ばない不合理があり、また問題になるか。
大阪万博の後、500日となった。が建設費用が2350億円にさらに830億円が加わるらしい。建設業界のTOPである清水建設の会長が「間に合わない」と警告したほどだ。岸田総理の取り組みが不十分だったか。これから主導するというがPDCA手法で再検証したらどうか。成果が期待できるのか。2兆円ともいうが。
経済の分野で対外的にも大きな影響が出るのではないか。
いつも問題になる補正予算が約13兆円と決まったようだ。しかしその7割が赤字国債だ。国、地方合わせた借金は1075兆円、対GDP比260%と先進国一悪い。他国は赤字財政としてGDP比3%以内としているが日本は何時PBが黒字になるのか。
来年度に予算も114兆円を超えるという。子ども政策、防衛費、国土強靭化、そのほか各種基金の維持など増税が控えている。専門家はステルス増税という。今の定額減税、低所得者向けの給付金は目くらましか。
萩生田さんは言うように減税は「予告編が長く、中身がミスマッチ」とよく言い当てている。岸田さんの言動は、国民は選挙対策と見破っているのだ。
基金など成果の分からないものに対してはPDCAサイクルを機能させ効率的な運営をするのか。しかし、官僚は一度決めた内容は変えない。先輩たちの決めた目標、プロセスを変更することは官僚にとってはご法度なのだ。
今、国民の生活を脅かしているのは円安、物価高だ。すべて米国の利上げか利下げが影響する。円安は大企業では大儲けするが中小企業は四苦八苦だ。賃上げ→物価高→消費の伸びと経済の循環を政府、日銀は期待するがそうはいかないようだ。
利上げが一番の要因だが、日銀は長期金利1%を容認するだけで緩和の見直しはしない。政府の顔色を見ての決定会合だ。
これに関してはアベノミクスも含め政治的に妥当だったかどうかの検証が必要だが、最大派閥の安倍派の協力は必要で岸田さんは踏み込めないか。
そして支持率の下落で今、20%台、政治資金パーテイー券でイメージを一層悪くしている。
これで岸田政権の支持率浮揚策はなくなったか。
自民党が支持率を回復するためにはポスト岸田に石破さんあたりが出てくればよいのだが。石破さんが言うように「顔が悪い、金がない、友達がいない」では無理か。