若い女性が大学受験に受かったほどの喜ぶ姿を見ることができる宝塚歌劇団の合格シーン、「清く正しく美しく」は誰でも信じていたことだが、それがまるっきり反対のブラック企業だったことが、今回の劇団員の死亡により明らかになった。
ヘアアイロンでの上級生によるパワハラ、「うそちき野郎」などの暴言が報告書では確認できなかったという。何のための第三者委員会かと思ったら会社が依頼した外部弁護士による少佐委員会だったという。
これでは公正な調査はできない。依頼主寄りの報告書になることは当然で、歌劇団もそのことを期待していたのだ。60数人を聞き取ったというが現役団員で「外部漏れ禁止」の縛りを背負っている。OBなどは含まれていないというのだから「見逃すリスク」にもなったようだ。
報告書の結果、木場理事長は辞任、遺族には補償、業務改善もするらしい。
しかし、肝心の遺族弁護人は事実認識の違いを主張し、検証を要求している。宝塚歌劇団にとって後味の悪い、悔いを残す結果になった。これで信用もがた落ちだろう。
若い女性も歌に踊りに人生をかけるのもいいが、人生を間違えないように注意すべきだ。
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