2023年11月21日火曜日

馳・石川県知事の東京五輪誘致時の機密費発言は事実か、戯言か:事実とみるべきだ

 政府が何かしようとするとき、国民に知られたくない場合の費用の工面は官邸機密費を使用することは知っていたので、馳県知事の発言は事実だ。

東京五輪誘致の際にIOC委員に好感を持たれるためにIOC委員が選手時代の写真を写真集にして配ったという。その時に安倍元首相が「必ず招致を勝ち取れ」「官邸機密費がある」といったことを馳知事が講演会で自慢話としてしゃべったようだ。

しかし、そういう秘密ごとはすぐに広まり、反響に驚いた馳知事が「事実に誤認があった」と撤回したことがニュースになった。記者が「どこが事実誤認か」と質問しても「事実誤認があった」というばかりだ。

事実誤認でこんなことがいえるのか。

早速官房長官が「国の機密保持上、使途を目一家ウにすることが適当でない性格の経費」と説明したが、国民から集めた税金の一部だ。使途を公開できない何か悪いことにでも使ったというのか。

以前、民主党政権になって官房長官が使途に言及したことがある。議員が外遊する時にお挨拶に行くと選別として金をもらったという。

自民党政権時でも、政府と野党が政策で緊迫な状況になったときに野党にカネをもっていって挨拶するという。いわゆる潤滑油だ大物議員が言っていた。

こんなこともあった、自民党政権時、小沢さんらが自民党を離党する時、官邸の金庫は空っぽになっていたという。官邸機密費を全部持って逃げたというのだ。

今、基金という名の下で16.6兆円が使われずに眠っているという。コロナ禍で急激に増えたが、目的成果もはっきりせず、眠っているらしい。

中央官庁の役人や政治家は税金をどう思っているのか。自分たちのカネを思っているのか。民主党政権時の「事業仕分け」で徹底的に議論したらどうか。


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