2019年11月26日火曜日

「桜を見る会」を徹底追及し、安倍利権政治の追放を


「桜を見る会」を徹底的に追及し利権漁りと民主政治の根幹を揺るがす安倍政治の追放を! 日米貿易交渉、韓国の反日政策、GSOMIAなど重要な問題があるのに何故、「小さいこと」にこだわるのかと自民党や大手メデイアは野党批判をするが、決して小さいことではない。

安倍政治の特異性が凝縮し、モリカケ問題から同じようなことが繰り返されていることに注目し、日本の民主政治を安倍総理の手から取り戻すためにも安倍政権の追放をすべきである。

今まで野党は「追求チーム」で追及していたが今回、「追求本部」に格上げし新たに他の野党も加わり総勢76人で対応するらしい。この動きにあわてたのか安倍総理はメデイアのトップ幹部などと懇談会を相次ぎ開き追及の手を緩めようとしているのか。

今回の首相主催の「桜を見る会」での安倍後援会の役割を安倍総理は説明するが、そのたびに「公職選挙法違反」「政治資金規制法違反」の疑いが高まり、モリカケ問題で「私や私の妻が関与していることが分かったら総理を辞任するどころか議員も辞職する」と啖呵を切ったが、今回も関与をしていたことを認め、招待枠に総理どころか、夫人や母親の枠もあったようだ。公金を使っての利権漁りは横暴すぎる。

モリカケ問題では官僚が忖度し総理を守ったようだが、今回はホテルが総理を忖度しているようでこの件で何ら弁解していない。

重要資料である招待者名簿も早々と廃棄したという。それも保管基準に反しての廃棄だ。公文書管理は森友事件で財務省などが公文書廃棄、捏造し問題になったがまたまた繰り返した。面白いことに今回は大型シュレッダーが出てきて、順番待ちが問題になっている。

安倍政権は不祥事が出るたびに目くらましをやっているが、今回は野党も同じことをやっているではないかと言い出した。「みんなでやれば怖くない」とでも言うことか。

今回も市民団体が安倍総理などを刑事告発したようだ。特捜部はどう動くか。

森友事件では市民団体が関係官僚、担当者を刑事告発し大阪地検特捜部が捜査したが不起訴処分になった。特捜部が安倍政権に忖度した疑いが出てきたが、特捜部長は函館地検検事正に栄転した。

一方、もっと大事ではないかといわれている日米貿易交渉、対韓国GSOMIA,消費税、財政再建などはどうなるのか。

日米貿易交渉は安倍総理はウィンウィンの関係と満足しているが日米で合意したといっても解釈で違いが出てきた。今後の交渉次第では関税がかかるらしい。野党は交渉経過の説明を求めているが政府はコメントしたくないらしい。

GSOMIAも韓国がアメリカの圧力に屈して譲歩したように見える。日本政府は勝ったつもりでいるが、韓国は早速クレームをつけてきた。根本的な問題は解決できていないのだから「一時的」な失効回避処置なのだろう。

消費税10%へ、安倍政権になって2度目の増税だ。この結果は後で歴史が検証するだろうが、安倍総理は「後10年は増税は必要ない」と言っていたが、IMFは15%への増税の必要性を報告してきた。

財政再建と絡んでどう対応するのか。今回の2%の増税もすべてを借金の返済ではなく、半分を社会保障制度維持にまわすという。

大事な問題もすべて安倍総理の政治姿勢が問題なのだ。政策自体を議論する前に何とかしなければならないのだ。

12月早々に国会は閉会、来年早々に通常国会だ。何かありそうだが、野党はどう出るか。

孤立化、「何かを求める」中でのSNSの功罪:「表現の自由」か、「犯罪防止」か


孤立化し「何かを」求める人間がSNSをツールに社会との接点を求めようとするが、犯罪に結びつく事案も増え防止策が必要になってきたが規制を考えると「表現の自由」をどうすると言うことになる。

来日中のローマ教皇が、社会的に孤立化し「何かを」探している人が決して少なくない日本ではお互いに支え合う社会が大事だと発言された意味は大きい。孤独で、地域とのコミュニケーションが取れなくなった人間がSNSに向き合い、意に反して犯罪に結びつく事案が多くなって来た。

何とかならないかと考えた時に、進歩するAI技術を採用し会話中の経緯から犯罪、反社会的行為に結びつく恐れがある場合は「一言アドバイス」を挿入し警告し、犯罪の未然防止に役立てることはできないか。

今、問題になっている大阪市の小学6年の女児を栃木県小山市に住む容疑者が連れ出し誘拐(?)する事件が発覚した。その発端はSNSで「うちに来ない」などのメッセージを発信、近くの公園に呼び出して地下鉄、在来線を利用して栃木の自宅に連れ帰ったという。

女児の方にも親との関係がギクシャクしているときでもあり、容疑者にも近所付き合いもなく孤独な生活をしていたようだ。容疑者は性格もよく優秀だったが高校受験で失敗したのが原因らしい。

相当頭もよさそうだ。捜査の目をくぐれたのも、監視カメラの映像を頼りにする捜査機関のストーリーの裏を書き、在来線で栃木まで帰ったようだ。

友人もいず、寂しがり屋、近所づきあいもなく、SNSで多数の人とコミュニケーションを取ろうとした。外への関係はSNS発信だったのだ。

テレビの情報番組が、出会い系サイトとSNSの犯罪事例を比較し、法改正もあって出会い系サイトでは犯罪が減った一方で、SNSでは急増しているという。

何か対策が必要なのだが、規制を考えると「表現の自由」の問題が出てくると弁護士のコメンテーターは言う。

「表現の自由」か「犯罪防止」か。その社会的意義はどちらにあるか。

一旦問題が発生すると本人や家族や関係者に影響が及ぶ。安易に友達にもなれないし、相手がどんな人か液晶画面では確認ができない。今が考え直す時だが、どうすればいいか。

「その時の感情」でやってしまったが「炎上」や「問題を起こしてしまった」という割合が多いらしい。

そこで犯罪など防止のために、今進歩しているAI技術を使用し通信内容から危険を察知して「一言アドバイス」を表示できないか。「目的が何ですか」「相手の年齢、名前がわかっていますか」「親に相談しましたか」「犯罪に結びつく事案が多くなっています。一度立ち止まって考え直しませんか」などが考えられる。

私はやったことがないが、ツイッター、フェイスブック、インタグラムなど便利そうだ。自分の意見を公開設定すればすべての人に発信できる。「いいね」で反応もわかる。

トランプ大統領に至っては閣僚を首にしたし、政敵をののしることもやっている。政治家の利用も多いから直接面談しなくてもニュースにすることもできる。恐ろしい一方で便利でもある。

利用者が多いから需要もあるのだろうが、利用には節度が必要だ。


2019年11月25日月曜日

安倍の「桜を見る会」ツアーの公選法違反、政治資金規正法違反も「皆でやれば怖くない」のか


安倍総理の後援会の夕食会、「桜を見る会」を含むツアーの公選法違反、政治資金規正法違反容疑は与野党入り乱れての批判合戦になって来た。例のごとく「みんなでやれば怖くない」と言うことか。

高級ホテルでの低額夕食会を野党の安住議員が指摘したと思ったら、逆に本人が同じホテルで低額の朝食会をやっていたことがブーメランになって帰ってきた。与党は何かあるのではないかと反撃する。

民主党政権時、鳩山総理(当時)も後援会がらみでやったことを公表、菅官房長官も「従来のやり方を踏襲」と主張し責任回避の動きをするが基本は踏襲でもやりすぎだ。

旧民主党政権で要職を兼ねたが、今は自民党へ出戻った長嶋さんも安倍総理を援護する発言をし、点数稼ぎしている。

でも、今の永田町の常識は収入がなくても報告書には記載するのが常識になっており、会員制で収支均衡でも報告書に記載は常識なのだ。安倍総理の説明では非常識で偽装工作だという。

野党が招待名簿の提出を要求したが、シュレッダーにかけ廃棄したという。その廃棄の時期が共産党が質問する時期と重なるのだ。内閣府の審議官の説明では大型シュレッダーの使用が混んでいて延びたのだという。最高学府を出て国家公務員試験に合格した官僚にとっては恥ずかしい説明ではないか。子供さん、奥さんはどう考えているのか。近所でうわさになっているのではないか。

そして「何やらいつか来た道」のようだ。「そうだよ、モリカケ問題の時もそうだった」のだ。

もうすぐ国会も会期末だ。今回も乗り切って通常国会で何かやらかす気なのか。
下落する内閣支持率だが、GSOMIAで上げることができたとでも思っているのか。


ローマ教皇核廃絶を訴え:それでもな何故、核開発なのか


来日したローマ教皇は予想通り「核廃絶」を強く訴えたが、トランプ大統領登場以来世界は逆行している。何故、核開発に進むのか。

2425日の私の注目したニュースはローマ教皇来日と香港の民主化運動下での区議会議員選挙だ。トランプ大統領の「アメリカ第一」により核拡散などに関する動きは大きく後退する中で、ローマ教皇がどんなメッセージを発するか。

また、香港の犯人本国移送問題から端を発し香港民主化に大きなうねりとなる区議会議員選挙が始まり、報道では過半数は勿論90%を民主派がしめる勢いだという。

注目のローマ教皇がどんなメッセージを発したか、25日の新聞によると、「核の威嚇に頼り平和提言ができるのか」と核の使用は勿論のこと持つことも倫理に反すると核兵器から開放されたときに平和が維持できるという。

貴重な資源の無駄遣いをやめ、人類全体の発展と自然環境保全に力を入れるべきだと当然のことを繰り返し主張する。

ところが米国を中心とした動きはトランプ大統領登場で大きく変わってきた。米ロ中距離核戦力(INF)全廃条約は失効、新戦略兵器削減条約(新START)は存続の危機といわれ、核不拡散条約(NPT)再検討会議は核保有国と非保有国の溝が深まるばかりだという。

ローマ教皇は、政治指導者だけの課題ではなく、すべての人にかかわるこれからの世代に対する責務だという。原爆、核実験、扮装の犠牲者の名の下で「戦略戦争や兵器はもう要らない」と叫ぶのだ。

イランからの核合意を離脱し経済制裁に走るアメリカ、米朝首脳会談で主導権を握ろうと核開発を進める北朝鮮、更には中国、インドが国威発揚のために核開発、宇宙開発に突きすすんでいる。将来は核を装備した衛星による核戦争も危惧されている。

オバマ前大統領は核拡散防止、削減に努めるとしてノーベル平和賞を受賞したが、その裏では「使える核兵器の開発」をやって、ロシア、中国がそれに対応しようとしている。

世界の指導者は国威発揚、外交交渉で主導権を握るために核開発に余念がないのだ。特に新興国には欠かせない手段となるのだろう。

今、改めて原爆開発のいきさつを調べてみた。

1905年アインシュタインがE=mcという有名な式を発表した。質量とエネルギーは等価という意味だそうだが、当時は誰もその重要な意味を理解できなかったそうだ。ところが1909年にマイトナーという学者が質量が消失してエネルギーに代わる。陽子の質量の1/5は丁度200MeVのエネルギーに相当する。ウラニウムの原子の中心にある原子核を分裂させてエネルギーを爆発させることができる。そして1939年に原子爆弾の開発になった(E=mc2  デイヴィっド・ボダニス著 早川書房 2009.7)。

原子爆弾の開発はドイツが極秘で研究、それを知ったアインシュタインがアメリカ大統領ルーズベルトに核開発を急げと進言した。それ以降アメリカの核開発が進みビキニ環礁実験、第五福竜丸事件につながり、研究者らによる原爆禁止運動に発展するのだ。

日本は唯一の被爆国でありながら核拡散防止に署名していないことが批判されている。安倍総理とローマ教皇との会談で安倍総理はどう感じるだろうか。

2019年11月24日日曜日

リニア中央新幹線最難関:静岡工区9km未だ着工できず、知事の要望を聞いても水問題は解決せず

テレビ東京の情報番組でリニア中央新幹線の静岡工区9kmが未だ着工できず、東京ー名古屋2027年開通が厳しいという。全区間で未着工はこの工区だけらしい。この工区は南アルプスのトンネル工区の一部で私も注目しているのだ。大きな破砕帯が存在し工事中に湧水事故が起きる可能性があるのだ。

何が問題になるのかと思っていたら、川村静岡県知事は工事で発生した湧水で大井川の水量が減る心配があるのだ。ここは丘にお茶畑が存在し水が必要だし、ほかにも利水が必要なのだ。以前にも「水騒動」が発生し、住民の反対が大きい。

今までの協議で、工事期間中も湧水は全量大井川に戻すとJR東海が答えていたが、8月になって工事中の一定期間は無理だと言い出した。

これではダメだと県知事は環境庁や国土交通省の河川部局も協議会のメンバーに加えるよう要求したのだ。今までは鉄道局が県やJRの仲介役を担っていたのだ。

川村県知事がこの工事に注文を付けているのは21年の県知事選もあるらしい。静岡県は7県のうちで唯一駅が予定されていない。それなのに水問題や残土処理という大きな問題を抱えている。県民にどう説明するか。

一時、静岡空港直下の東海道新幹線新駅や南アルプス周辺の道路整備など公共工事の計画を提案していたらしい。

さらには環境保全会議での中間報告意見書、JR東海の回答などにも不満があるらしい。

リニア中央新幹線計画でもほとんどメリットの無い計画にGOサインを出すわけにはいかなにのだ。万一湧水で大井川の水量が減ると一大事だ。簡単にGOは出せない。ゴネているとみられても決断が大変なのだ。

考えてみれば川村知事が要求する項目をJR東海が飲んだとしても、知事が危惧している、県民の生活に直結する水問題は解決しないのだ。

今日の新聞を読んで(306):本質的問題を抱えたままGSOMIA失効回避、米の圧力に韓国譲歩か


韓国が日本に対して最後の手段として突き付けたGSOMIA破棄危機も米国の日韓両政府に対する説得で一応回避することになったようだが、本質的問題を抱えたままでの条件付きの継続決定に不安を感じないか。

事の発端は元徴用工問題の最高裁判決での文政権の対応に対して日本は北への禁輸も絡め輸出管理強化で対応、韓国国内経済は停滞、輸出管理強化の撤廃を強要して最後の手段としてGSOMIAの破棄を言い出した。

この日韓関係のギクシャクに当初は無関心だった米国も韓国がGSOMIAを言い出してから日米韓の安全保障とも絡めて韓国に猛烈に圧力をかけ、次から次に高官を送り込み説得に当たったようだが、一方で報道ではあまり見なかったが日本政府にも譲歩を迫ったようだ。

急きょ発表された韓国側の発表では、「日本の対韓輸出管理厳格化の措置に関する日韓協議が行われている間」は失効を延期するという条件付きだ。韓国にはいつでもGSOMIA終了できる前提があるのだ。WTO手続きも停止するという。

早速、日韓外相会談、安倍―文首脳会談も調整されているようだが、安倍総理は「日本は何ら譲歩していない」と発言している。

そうだろう、日韓共に本質的問題は何ら解決していないのだ。

日本は、元徴用工問題で国際ルールを守るのが先決だと主張している。これが賠償のために日本企業の資産が現金化されることにでもなれば事は重大になる。日本にとっては許される問題ではない。訪韓した河村日韓議員連盟会長や最近訪日した韓国議会議長が「国と国民が資金を出し合って基金を作る」提案があったが、日本や日本国民から資金を集めて徴用工に賠償しようとでもいうのか。

此れには、日本は乗れないだろう。勝手にやってくれということだ。

韓国には、輸出管理強化で国内経済は停滞、財界からも批判が続出、日本との関係悪化に不満が出ている。日本が協議に応じるとなると輸出管理面でどんな譲歩が出来るかだろう。

文大統領は、一体何を狙っているのか。内政に対する失政を隠すために日本たたきをやっているというが、そんなことがいつまで続けられるのか。

北出身らしく南北統一を目論んでいることはわかるが、政治体制も大違いの南北でどういう風に統一したいのか。核ミサイルの脅威をどう受け止めているのか。米朝首脳会談、板門店でのトランプ大統領と金委員長が境界線を行ったり来たりするシーンを満面の笑みで見守っている姿はわかるが、今はアメリカからも北からも信用を失った。

アメリカにとっても韓国はどういう存在なのか。駐韓米軍の駐留費負担増を突き付けられている。飲まなければ米軍の規模を縮小するともいう。でも在日米軍も含めてアメリカの世界戦略の一環ではないのか。韓国や日本のためばかりの基地ではないのだ。

日韓協議でどんなことが出てくるのか。注目だ。

2019年11月23日土曜日

安倍長期政権の弊害:賞味期限は超え、消費期限まで後2年てとこか


安倍政権が長期化する中でその功績、弊害が問われだしたが、実際のところ賞味期限が切れ、消費期限まで後2年というところか。新聞報道では安倍政権を長期に支えているのは経済政策であるアベノミクスだというがそれとは裏腹に世論調査ではアベノミクスで経済は良くなったという人は20%程度、大部分は実感がないという。

以前、安倍総理が出演していたTBSの報道番組で景気の街角アンケートの結果を発表したとき、やはり「実感がない」が大多数だったところで、安倍総理が大反論を展開したのだ。

今まで聞いたこともない指標を次々に挙げて成果を訴えたのだ。国会での審議でもそうだが、野党が指摘した経済指標ではなく別の経済指標を挙げて抗弁しているのだ。同じ土俵で勝負していない。

2012年12月に発表されたアベノミクスの第一の矢が「大胆な金融政策」、第二の矢が「機能的な財政出動」、第三の矢が「民間投資を起こさせる成長選略」だが、その後アベノミクスの第二ステージで新3本の矢を放ちGDP600兆円などを目指すというのだ。

最近ではアベノミクスは破綻しているとか、息切れだといわれている。安倍総理自身も特にアベノミクスに言及しなくなった。別の言い方をすれば賞味期限切れということか。

安倍総理の作戦は経済成長を第一に掲げ実績を作って憲法改正など自分のやりたい政策を打ち出すことでバランスが取れていると評価する専門家もいる。

確かに、円は80円台から108円台に安くなり、株は10000円台から今は23000円台、GDPは60兆円増、雇用も500万人程度増加した。

ところが、物価目標2%は異次元の金融緩和だけでは効果が無く、マイナス金利政策を導入しても0.3~1%程度、目標の脱デフレは遠い。

異次元の金融緩和策をリードしているエール大の浜田名誉教授は「雇用が改善しているのだからいいだろう」と言い出した。FRBも雇用の改善を目標にしていた。でもその雇用の改善も非正規従業員の増加で賃金は上がらず、消費も伸びていない。

日銀黒田総裁が華々しく打ち上げた「2年、2%」が、何故達成できないのか。2%の目標が安定的に達成できるまで、異次元の金融緩和を続けるという。安倍総理もそこに強い意欲を持っているが、何時までも放っておくこともできないという。

そもそも安倍―黒田路線で異次元の金融緩和を始めたことになっているが、日銀の白川総裁の時も量的緩和に取り組んでいたが金融システムの安定には効果があったが、景気の押し上げには限定的だったと認めている。

ところが、2012年ごろ自民党が「大胆な金融緩和」を打ち出し、当時の民主党政権も日銀に更なる量的緩和を要求したが白川さんはウンといわなかった。代わった自民党安倍政権は白川さんに代えて黒田さんを送り込んだ。政策委員もリフレ派を選任したため、白川さんは任期を残して辞任したのだ。

後にFRBの議長になるイエーレンさんと浜田さんはトービン教授の景気後退期に回復軌道に乗せるために長期金利低下を図る戦略を学びこの戦略を応用した政策として長期低金利政策と量的緩和を組み合わせた金融政策を考え出した。

2008年にFRBのイエーレン議長が採用し、2012年に浜田さんが政権に紹介し13年黒田さんが日銀総裁として異次元の金融緩和、そして今マイナス金利政策を維持している。マイナス金利政策はECBのドラギ総裁(今は退任)がはじめて導入したのだ。

要するに量的緩和策、マイナス金利策の検証もしないままにFRBやECBが導入しているままに日銀も導入したのだ。 

主流派経済学者は早い時期から金融危機では効果があるが平時では景気対策としての効果はないといったり、インフレターゲットはデフレ脱却の特効薬ではないといったり、事実の検証にもとづかない非伝統的金融政策というのが経済学的コンセンサスになっている。

経済政策以外でも経済界は成長選略を言うが、どの政権でも成長選略は目指していたが、どういうわけか実効性がない。担当官庁がタイトルを代えて再提出する状況ではないか。
市場にカネを流し、低金利政策、量的緩和策を継続しているが企業は新たな投資をするのではなく、内部留保に勤め今は460兆円にもなった。之を吐き出さそうと政府は考えているようだが経済界は抵抗している。大きな企業は無借金経営でよい投資先があれば借金しなくても良いのだ。

財政再建も遠のいている。財政黒字化は2020年から2025年に先延ばしされた。今回消費税10%にあげたが借金の返済に充てるのではなく、半分は全世代型社会福祉制度の維持にまわされる。

続く自然災害の復興に財政出動も必要になる。赤字が積みあがることは回避できないか。防衛費もかさむばかりだ。55兆円から更に米軍の駐留費負担増が約1兆円と見られている。

防衛費拡大を回避するためには外交が重要というが、中国と首脳会談をやっても尖閣諸島近辺の安全は改善できていない。北朝鮮とは外交もうまくいかない。

プーチン大統領とはファーストネームで呼び合っているが北方4島の返還問題は頓挫したままだ。安倍総理はしょっちゅう会っているが改善は見えない。

米中貿易交渉も安倍総理はウィンウィンの関係というが、誰もそう思ってはいない。説明不足、交渉経過が分からぬままに衆院を通過した。そのうちにトランプ大統領からとんでもないツイッターが流れてくるかもしれない。

経済政策がうまくいかない一方で、憲法改正の国会審議も進んでいない。安倍政権は自民党の担当者を総入れ替えで対応しようとしているが、一番の問題は「安倍総理自身が信用されていない」ことにある。一度も改正していないことに問題があるというが、欧州の改正が多い国の事情調査では、それなりの要因があるというのだ。

安倍総理の賞味期限は過ぎていることは確かだ。アベノミクスの第2ステージのころだろう。後2年は消費期限待ちだ。消費期限を待たずに捨ててしまうか。

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