2019年11月24日日曜日

今日の新聞を読んで(306):本質的問題を抱えたままGSOMIA失効回避、米の圧力に韓国譲歩か


韓国が日本に対して最後の手段として突き付けたGSOMIA破棄危機も米国の日韓両政府に対する説得で一応回避することになったようだが、本質的問題を抱えたままでの条件付きの継続決定に不安を感じないか。

事の発端は元徴用工問題の最高裁判決での文政権の対応に対して日本は北への禁輸も絡め輸出管理強化で対応、韓国国内経済は停滞、輸出管理強化の撤廃を強要して最後の手段としてGSOMIAの破棄を言い出した。

この日韓関係のギクシャクに当初は無関心だった米国も韓国がGSOMIAを言い出してから日米韓の安全保障とも絡めて韓国に猛烈に圧力をかけ、次から次に高官を送り込み説得に当たったようだが、一方で報道ではあまり見なかったが日本政府にも譲歩を迫ったようだ。

急きょ発表された韓国側の発表では、「日本の対韓輸出管理厳格化の措置に関する日韓協議が行われている間」は失効を延期するという条件付きだ。韓国にはいつでもGSOMIA終了できる前提があるのだ。WTO手続きも停止するという。

早速、日韓外相会談、安倍―文首脳会談も調整されているようだが、安倍総理は「日本は何ら譲歩していない」と発言している。

そうだろう、日韓共に本質的問題は何ら解決していないのだ。

日本は、元徴用工問題で国際ルールを守るのが先決だと主張している。これが賠償のために日本企業の資産が現金化されることにでもなれば事は重大になる。日本にとっては許される問題ではない。訪韓した河村日韓議員連盟会長や最近訪日した韓国議会議長が「国と国民が資金を出し合って基金を作る」提案があったが、日本や日本国民から資金を集めて徴用工に賠償しようとでもいうのか。

此れには、日本は乗れないだろう。勝手にやってくれということだ。

韓国には、輸出管理強化で国内経済は停滞、財界からも批判が続出、日本との関係悪化に不満が出ている。日本が協議に応じるとなると輸出管理面でどんな譲歩が出来るかだろう。

文大統領は、一体何を狙っているのか。内政に対する失政を隠すために日本たたきをやっているというが、そんなことがいつまで続けられるのか。

北出身らしく南北統一を目論んでいることはわかるが、政治体制も大違いの南北でどういう風に統一したいのか。核ミサイルの脅威をどう受け止めているのか。米朝首脳会談、板門店でのトランプ大統領と金委員長が境界線を行ったり来たりするシーンを満面の笑みで見守っている姿はわかるが、今はアメリカからも北からも信用を失った。

アメリカにとっても韓国はどういう存在なのか。駐韓米軍の駐留費負担増を突き付けられている。飲まなければ米軍の規模を縮小するともいう。でも在日米軍も含めてアメリカの世界戦略の一環ではないのか。韓国や日本のためばかりの基地ではないのだ。

日韓協議でどんなことが出てくるのか。注目だ。

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