2019年11月27日水曜日

米大統領選にブルームバーグ前NY市長参入、「トランプでは米国が持たない」と

米大統領選に投票権はないが、世界の政治経済に大きく影響する大統領選だ。我が国では「このまま安倍政権では日本はもたない」と思っているが、ブルームバーグ前NY市長も「このままではアメリカが持たない」と民主党から出馬を宣言した。

もうすぐ予備選も始まるという時期に、民主党は候補者乱立で18人になったと言う。バイデン、サンダーズ、ウォーレンの3氏の戦いだと思っていたら強力候補者が出てきた。以前名前が出たり消えたりした。それだけ民主党候補には本命がいないということか。

ブルームバーグさんは一時は共和党だった時もあるらしいが、共和党はトランプさん支持が大きく、入り込む余地はないと見たのか。

テレビの情報番組では主要な政策は銃規制、地球温暖化、国民皆保険で民主党政策に近いが、驚いたことに資産家なのだ。通信事業などで財を築いたというが日本の防衛費に近い5.9兆円でトランプさんの約2倍と言う。こんな億万長者で低中所得者などの支持を得ることができるのか。

選挙戦は出遅れと言うが専門家は金の使い方一つだという。以前にもカネを使い勝った事例があるらしい。

しかも大統領になっても報酬はいらないと言っている。そうだろう、大統領の報酬は実業家に比べればちっぽけなのだ。

「このままトランプではアメリカはもたない」という。

確かにそうだ。トランプ大統領は「アメリカ第一」「保護主義」を掲げ、多国間交渉より2国間交渉を重要視することで、世界におけるアメリカの地位は下落、G7,G20では相手にされずリーダー不在だ。中国は「陸海空でアメリカの優位を脅かしている」とポンぺオ国務長官が言ったことがあるように先進国の団結の乱れに中国がくさびを打ちこみ台頭してきた。

地球温暖化対策や核合意からの離脱、駐留米軍の軍事費の増額要求、米中貿易交渉、日米貿易交渉など多国間から2国間交渉は世界の平和、安全保障に障害となっている。

こういうトランプ流外交もあと4年も続くのかと思うとブルームバーグさんに頑張ってほしいと思う。


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