2人の閣僚の辞任、安倍総理の任命責任、受験性を蔑ろにする萩生田文科相の「身の丈」発言、入試に英語の民間テストを採用する事案の延期、さらには加計学園疑惑で文科省内で見つかった萩生田発言メモ文書の作成で誰が作成したのかと問われ「あなたかもしれない」と自席から質問者に指さしてヤジを飛ばす安倍総理、誰が聴いても6日の予算委員会には呆然とする。
更に維新の会の浦野議員が「任命責任を言うなら解散して国民に信を問え」というと、安倍総理は「今は政策の実現に専念すべきで現時点では考えていない」と答弁した。
何を言っているのか、政策を推進するために「安定と挑戦」の内閣改造ではなかったのか。それが不安定な政権、さらには何に挑戦しようというのか。
「現時点では」と言うところに何かある。
今の状況下では野党が統一会派を結成、何とかまとまりをしようとしているし、消費税を上げたばかり、日米貿易交渉も審議入りをすれば日本の国益を害する状況は明らかだ。得意とする外交もすべて手つまり状態だ。
アベノミクスも言わなくなってきたが、量的緩和政策では日銀もお手上げ状態、言い出しっぺの安倍総理の責任も追及される。金利を低く抑えても設備投資は増えない、カネを市場に流しても物価は上がらない。従来の政策があてにできない経済が変質しているのだ。
野党の選挙態勢も整っていないが、与党自民党も不利な状況下にある。安倍政権の土台も2人の閣僚を推したのは菅官房長官で求心力は下落だ。安倍総理にとっては吉と出るか凶と出るか。
与野党ともに内閣不信任、解散総選挙が打てないのだ。
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