2019年11月13日水曜日

トランプ、第一段階合意を前に中国けん制か:ウクライナの不利を米中貿易で挽回狙いか

注目の米中貿易戦争で第一段階の合意を前に中国をけん制か。「合意に近づいているが、合意に至らなければ対中関税を大幅に引き上げる」とトランプ大統領が発言した。

ウクライナ疑惑で公聴会が開かれることになり大統領選に黄色信号が付き、その不利を米中貿易摩擦交渉での「第一段階の合意」で挽回しようとしているのか。トランプ大統領の駆け引きが激しくなって来た。

対抗馬とみなされている民主党のバイデン候補を追い落とそうと息子さんの疑惑の調査まで持ち出した崖っぷち状態なのだろう。

中国がどう出るか。先に「合意している」と発表したことにトランプ大統領が否定しているのだ。おそらくある程度は合意が見られるが、大統領選を控えてトランプ大統領にはまだ満足ではないのだ。

大統領選を控えて今、トランプ大統領と外交交渉をすることは控えた方がいい。先に共和党で知日派のアーミテージさんが「いつまでもトランプ大統領が続くわけではない。政策が変わる可能性もあるのだ」と警告したことを思い出そう。

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