2019年11月20日水曜日

「モリカケ」「桜を見る会」(2):小さなことではない。公選法違反、政治資金規正法違反は総理辞任どころか、議員辞職だ

公選法違反、政治資金規正法違反容疑が安倍総理にかかっているが、決して小さなことではない。総理辞任どころか、議員辞職に該当しないか。20日で憲政史上首相在職最長を更新したというが今の安倍総理を考えると本当に評価すべきことなのか疑問が大きい。

「モリトモ」疑惑では国会で「私や妻が関与していれば辞任どころか議員を辞職する」と啖呵を切ったことがあるが、今回の「桜を見る会」も後援会のやったこととはいえ総理という権力、地位の悪用はあくどすぎないか。

内閣支持率は45~50%で安定、仕事の評価も「多少評価する」を含めると65%が評価という(読売新聞世論調査)。

選挙には強い結果が出ているが、野党のだらしなさ、そこをついて恣意的に選挙に打って出る。ポスト安倍潰しも余念がなく党内で後ろから鉄砲の弾が飛んでくるのを必死で防いでいる。

だから政策も右翼的、保守色を滲ませる。法人、富裕層には優遇税制で厚遇し、一般国民には負担を強要する。

長期政権につきものの人材不足も明らかになってきた。内閣改造では待機組を優先するあまり、御多分の洩れず政治資金規正法違反容疑で2度も2人の閣僚が辞任する事態になっているが、「任命責任」は認めるも責任を取ったことがない。

総理自身がそうだから、官僚の不祥事にも無責任がはびこる。逆に忖度すれば出世が約束されているのだ。

それでも内閣支持が高いのは、「他の内閣よりマシ」という。他の内閣というと安倍総理が口癖の「悪夢のような民主党政権・・」が有権者の耳に残っている。いつまで民主党政権とと比較しているのか。旧民主党議員だって「何故、反論しないのか」。自分たちの政権を否定しているのか。

一強独裁政権が民主政治の根幹を揺るがし、外交も国益を害する内容が多い。日米貿易交渉をウィンウィンの結果というが説明不足では本当のことはわからない。日米で合意文書の解釈が違っているのだ。あらゆる局面で「説明不足」が指摘されている。

安倍さんにとってはこの辺が身の引きどころではないか。これ以上続けると晩節を汚すことになる。





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