2019年11月18日月曜日

米軍駐留費80億ドル?:死に体の安倍総理に対米交渉を任せるな!


米軍駐留費増額80億ドルを要求されているようだが、死に体の安倍総理に対米交渉、特に対トランプ交渉を任せるな! 7月にボルトン大統領補佐官が来日した時に在日米軍駐留費の5倍増を要求したと新聞に載っていたが、本気のようだ。

今年度1974億円だが、約4.5倍増となると8640億円、すでに日本の防衛費は5兆円を超えているのでこれで6兆円超えになる。安倍総理に任せていたら天井知らずだ。基地は日本が提供し、維持、運営は米国と言う約束になっているが、そうはいかない。基地内の日本人従業員の人件費や水道光熱費など「思いやり予算」で日本が負担している。

グアム移転でも相当の負担を要求されたのだ。

トランプ大統領はツイッターで、「シンゾ~に何か言うとすぐ買ってくれる」と言うほどだ。

今だと、大統領選を控えてなんでも丸のみしてくれると高を食っているのではないか。その手に乗ってはいけない。

在日米軍の存在はアメリカにとっては安全保障戦略の一環なのだ。決して日本のためではない。中国の尖閣諸島領海侵犯に対して日本がアメリカに要求してやっと「尖閣諸島は日米安保の範囲内」と宣言してくれたほどだ。それでも中国の不法行為は収まらない。

中東が騒がしくなると米軍海兵隊が派遣される。過去に海兵隊の組織維持を米国内で検討した時に、沖縄に駐留することが一番コストが安いということがわかたのだ。規模も小さく沖縄を離れて海外で訓練をやっている始末だ。

アメリカは日本ばかりでなく、同盟国の駐留費の増額を要求しているらしい。以前、NATOの負担増を要求した時にフランスのマクロン大統領がNATO以外の独自の軍隊を設ける案を出したらトランプ大統領の怒りを買ったらしい。ドイツも反対だ。

同盟国の軍事費負担増は同盟国の不信を煽り関係悪化の要因になっている。そこを中国、ロシアが覇権拡大を狙っているのだ。

如何に「アメリカ第一」、「アメリカは損をしている」とはいえ、アメリカの世界のおける立場をどうしようとしているのか。「世界の警察官」を否定していたが、イスラム国最高指導者を死に追いやり中東の安全を確保できたと世界に向かって宣言した。

すべてが自分のためなのだ。トランプ大統領との友好関係維持に努めているが、対トランプ外交でメリットが発揮できた試しはない。

対トランプ大統領交渉は要注意だ。知日派で知られるアーミテージさんも警告していた。「いつまでもトランプ大統領が続くわけではない。政策は変わることがある」と。

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