2021年6月28日月曜日

今日の新聞を読んで(480):間違っていたのかコロナ対策と感染情報

 

読売新聞2021.6.27 新刊書広告

今回は新聞記事ではない。読売新聞(2021.6.27)の掲載された幻冬舎の「もう騙されない 新型コロナの大誤解」に関する内容で、国立病院機構仙台医療センターウィルスセンター長の西村先生の新刊書の広告だ。 

「やっぱりそうか」と思う点もあるが、詳しくは購入し読んで見なければ分からない。「恐いのはウィルスよりも間違った情報のまん延だった」というのだ。 

細菌と違いウィルスは空気感染で体内の細胞にくっついて増殖し発症する。だから手指からは感染しない。スーパーや店の入り口にアルコール消毒液が置いてあり入店のときに消毒を奨励している。 

しかし、手には有用(?)な細菌類も付いていて人間の健康を守っていると習ったことがある。頻繁なアルコール消毒はそういった細菌類を殺菌してしまう危険がある。 

大事なのは、手指の消毒より「うがい」らしい。 

空気感染と言うことで、部屋の換気が重要だ。窓を開けて換気したり建物、ビルの空調の循環式を改善することだ。高齢者施設、学校の施設、職場、病院などでクラスターが多発しているのは換気されていないからではないか。 

スーパーコンピューターでせきをした時の飛沫のシミュレーションが報道されている。人数、配置などで飛沫の挙動が違っている。アクリル板などのパーテイションなど区切れば飛沫は遠くには飛ばない。 

だから、飲食店、レジではパーテイションやシートが張られている。しかしこれは部屋の換気を考えるとダメなのだ。 

換気の効いた小さなラーメン屋、焼肉店の方が安全と言うがその通りだ。 

咳をすると飛沫が飛び、下に落ち何かに付着する。でも落下途中のウィルスの付着していると思われる飛沫を吸い込むには掃除機並みの吸引力が必要と言う。当然だろう。 

又、モノに付着したウィルスの活性を調べた報告もあった。数時間から数日は活性が保たれているという。宅配便が来たときに段ボール箱を消毒する人も出たと言う。しかしそんなことは問題ないのだ。お札だって数時間は生きているらしい。

問題は、飛沫にどの程度のウィルスが付着しているかだ。どの程度の飛沫を吸い込むと発症するのか分からない。この本ではスーパーコンピューターの粒子画像の中でウィルスは10個程度と言う。その中の何%を吸い込むかと言うことになると問題がなさそうなのだが。 

それでも、新感染者数が増えている。下げ止まりの原因は何か。変異株の感染拡大が心配されているが、「うがい」「手洗い」「換気」に気をつければ対応できるのではないかと思うのだが・・。 

何時も飲食店、酒、テーブルや椅子などのアルコール消毒が注目されるが、テーブル、椅子などの消毒作業をテレビで見る限り消毒作業ではなく雑巾がけだ。正式には一定方向での拭き作業が重要なのだ。 

飲食店、酒が問題になり、時短などが要請され、業者は困惑している。高齢者が昼間から酒を飲みカラオケ店でクラスターが発生する。カラオケを医療行為に使っていた医院でクラスターが発生している。

夜遅くまで酒を飲み、カラオケをやったり騒ぐとクラスターが発生するのか。満員電車で何故、クラスターが発生しないのか。事業者は換気の効果を主張する。 

無症状者が職場の会議に出席しプレゼンテーションすると口からウィルスを含んだ飛沫が飛ぶ。換気が悪ければ運悪く吸い込んだ出席者が感染する。換気ができていればその危険はない。 

職場でクラスターが発生した原因を不特定多数の人が利用する電話、ファックス、コピー機などを上げ、消毒しようとしているがあまり関係ないのか。

これから暑くなり、屋外でのマスク着用は厳しくなる。私も外を歩くときは出来るだけマスクを顎にかけているが、そんな私を見て、すれ違う人が慌ててマスクに手をやる。考えすぎではないかと思う。

しかしオーストラリアのニューサウスウェールズですれ違っただけでも感染することを検証したニュースが流れた。本当か。大量のウィルスを含んだ飛沫をすれ違い際に掃除機に勝る吸引力で吸い込んだのか。

分からないことが多すぎる。もっと詳しく知るには1430年で購入し購読するしかないか。

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