2017年8月22日火曜日

民進党代表選告知:前原、枝野陣営に際立つ違い、共通政策はないのか

民進党代表選が告知され、予想通り前原さん、枝野さんの激突で両陣営共に際立つ違いを強調するが、共通政策はないのか。ないとすると今後も分裂極みの党運営が続くのではないか。

保守系vsリベラル系、民進党を軸に野党再編vs民進党再建と基軸になる考えが大違いである。

前原さん支持は保守系6グループ、枝野さん支持はリベラル系1グループと代表経験者からなる。国会議員では前原さん有利だ。

両陣営共に違いを出すために際立つ政策の違いがある。

野党共闘、消費税増税、憲法改正、脱原発で違いが目立つが主要政策での違いは今後の民進党をまとめていく障害になる。寧ろ共通政策はないのか。


相次ぐオスプレイ、イージス艦事故:これで日本の防衛を米軍に頼れるのか

又、シンガポールでイージス艦が衝突事故に遭った。相次ぐイージス艦事故、オスプレイの事故を見るに、これで日本の防衛を米軍に頼ることが出来るのか。

このイージス艦は横須賀を基地とする第七艦隊所属だが、別のイージス艦が先の伊豆半島沖でもタンカーに衝突する事故を起こし死者まで出ている。両方とも監視業務不足で警戒を怠っていたらしい。

オスプレイも日本では機体不調で帰還途中に海に不時着する事故や着艦訓練(?)で失敗し海に落ちる事故(?)などが目新しく、原因が分かるまで飛行自粛を沖縄県が要求していた。

オスプレイは日本に配備されるまでは「未亡人製造機」と言われていたらしい。その評判通りの機種だ。

米軍の最新鋭のイージス艦、オスプレイがこんな調子では日本の防衛にも影響が出る。

日本にはイージス艦が4隻あるがドック入りを含めると日本海、朝鮮半島沖の警戒が手薄になり、米側に肩代わりを依頼することもニュースになっていた。

オスプレイも青森での日米共同訓練に参加するかどうか注目していたが、政府は参加を認めた。確かにオスプレイ抜きの訓練などあり得ないのだ。

新聞によると、このイージス艦衝突を受け、米海軍は艦船全ての運用を一時停止し安全点検し再発防止を徹底するという。

沖縄でも従来、米軍機による事故が起きる度に安全点検すると言うが、口先ばかりのような感じだ。


装備は高精度になり操作する人材の育成は進んでも、航空機、艦船を操作する人間は代わり映えしないのか。多くは人災なのだろう。

小池東京都知事:自民で埋もれていたのに何故、国政を脅かす程に蘇ったか

小池都知事のニュースも段々減ってきたが、自民党で埋もれていた小池さんが何故、国政を脅かす程に蘇ったのか。舛添さんの都知事失格、石原都政以来の都議会での自民党の横暴が「東京大改革」「反自民」を謳い、「都民ファースト」を旗印に都知事選に打って出た。

小池さんは東京選挙区出身だから東京の窮状を鑑み誰か支持者が担ぎ出したのだろう。石原さんが知事2選目に出るとき「東京は病んでいる」とある団体が浅野元宮城県知事を担ぎ出したが、「東京のことは東京に任せろ」と石原陣営の攻撃に敗れてしまったが、その時から東京都政、議会は問題があったのだ。

唐突な出馬で「大丈夫か」と思ったほどだが舛添さんの政治とカネの問題、自民党都連への風当たりの強さは思った以上だった。

対抗馬の元岩手県知事(?)の増田さんは地味すぎたし、東京一極集中を批判し、「年寄りは地方へ」と言い出す始末で、都知事になって何をするつもりなのか。その点小池さんの訴えははっきりしていた。

片山元鳥取県知事が出馬するかと思っていたが、かしこくも名が上がらなかった。

圧倒的強さで都知事に当選したが、2020東京オリンピック、豊洲移転問題、都議会改革と都民、国民の目を引くテーマが盛りだくさんだった。小池さんはPTを設置し、それぞれの政策課題に挑戦した。しかし正式な組織でないところで政策が議論されることに批判もでた。当然の話だ。既に決まっていた政策に異を唱える手段に出たのだから批判は当然だろう。

経費削減、食の安全は都民の注目だが、スッキリしない玉虫色の解決策になったか。

小池さんは敵を作ってやっつける小泉手法に似ているが、石原元知事、ドン内田が居なくなると次はどうするのか。

肝心の「都民ファーストの会」所属議員の活躍が見えてこない。発言も押さえられているようだし、第一党としての議会運営、都役人との関係はどうなのか。そして他党より鞍替えした議員との関係をどうするのか。ギクシャクは続くだろう。

嫌気がさせば国政への進出だ。

若狭さんが、「日本ファーストの会」の代表になり脱自民の受け皿を狙っているが、ここにも民進党離党者が蠢いているようだ。何やらテストをするらしい。今、総選挙になり小池党が出馬すればメデイアは「当選者が20人はくだらない」というが、過剰評価ではないか。


地方組織を持たなければ小池旋風だけでは日本新党、おおさか維新の会の二の舞になる。迷惑するのは一時の期待をした国民だ。

2017年8月21日月曜日

大事なのは「正しい問題提起」:修正の効かない間違いだらけの安倍政権か

朝日新聞(2017.8.15)の波聞風問の「2%インフレ目標 ヘンテコ理論の大きな過ち」は大いに納得出来る記事だった。日銀の2%インフレ目標をドラッガーの金言「間違った問題提起への正しい答え程修正の難しいものはない」と論破した。

安倍総裁、日銀黒田総裁のリフレ論をヘンテコな理論という。修正の効かない間違いだらけの安倍政権の政策か。

原編集委員曰く「物価は景気が熱を帯びると上がるが、物価を上げて景気を良くするというリフレ論はヘンテコ理論」という。

出口戦略もなく、このまま異次元の金融緩和を継続すれば国債の信用下落、日銀の経営にも影響することは多くの学者が危険を忠告している。

そもそもアベノミクスこそ正統派経済学者にとってはばかげた政策で、アホノミクスと同志社大の浜先生は言いのける。

日銀は何故、物価を2%まで上げなければならないのか。このためには今まで経験したことのない成長率を確保しなければならないので無理なのだ。

一方で、物価は0%付近で安定しているし、雇用も内容にもよるが今までにない好成績だ。日銀の仕事は物価の安定を考えると今は安定していると言える。

安倍政権、黒田総裁になって「2年で2%」と語呂の良い目標を掲げたが、既に6回も先送りし黒田総裁に任期中は無理だ。2%目標が現実に合っていない。

白川総裁の時は、取り敢えず1%を目指し、達成後に更なる上を目指すと言う目標だった。そのためにも量的緩和は継続していた。それを黒田総裁になって一挙に2%、異次元の量的緩和で大量のカネを市場に流すことを決めた。

一時は効果があったが長続きはしなかった。マイナス金利など手を替えるが、今では80兆円から60兆円に実績として縮小している。

国会で出口戦略を野党から聞かれたとき、安倍総理は「未だ2%を達成していない」と否定したが、前原議員の質問などで日銀も出口戦略を考えているようだ。

おまけにリフレ派の浜田内閣府参与までシムズ教授の説を聞き目からウロコが落ちたとアベノミクスを見直すと言い出した。

安倍総理は今まで正しい問題提起をやっているか。

憲法改正を自民党案で促進し2020年に制定するという。働き方改革は過剰労働を防止できるか。企業の儲けを家計に再分配する官製賃上げもままならない。国会運営で強行採決したテロなど準備罪は捜査機関を利するが国民の批判が大きい。対ロシアでは北方4島返還問題でまず、経済支援すると言うがプーチンにやられっぱなしではないか。対北朝鮮では打つ手がない。経済制裁というが北は160ヶ国と交易があり中朝貿易の額など目じゃないという。


「正しい問題提起なら間違った答えは修正がつく」とドラッガーは言う。野党の追及で修正が効く問題提起を安倍政権、与党は しているのだろか。

【逆説】森友、加計学園こそ規制改革、戦略特区の固い岩盤に風穴を開けたのでは

森友学園、加計学園こそが国の規制改革、戦略特区の固い岩盤に風穴を開けたのではないか。中身を見ていると余りにもいい加減な計画で交付金、補助金を獲得し官庁など既得権益者、利権者から新しい利権者に名を連ねようとしている。

政治家と懇意であればなかなか動きの鈍い官僚も忖度で政策を進めてくれる。財務省に到っては不利な資料は削除してくれるのだ。

申請者は交付金、補助金をつり上げるために工事費、建設費を水増しし請求するので詐欺罪の可能性が出てくる。森友学園では籠池元理事長夫婦が詐欺罪で再逮捕された。加計学園でも水増し疑惑が出ている。

関連自治体は多額の金額を税金から拠出しているのだ。

一方で、計画内容が杜撰すぎる。森友学園疑惑では教育内容、加計学園疑惑でもカリキュラムに問題がありそうだ。加計学園の獣医学部新設では審議会が判断を先送りした。


良いかどうかは別として規制は内容のしっかりした教育を受ける権利を国民に保障する事になるのだ。 

今日の新聞を読んで(98):日本国憲法は96条に見る民主憲法なのか

現日本国憲法は96条「地方自治」に見るように民主憲法なのか。沖縄の米軍基地問題、原発立地問題、放射性廃棄物埋め立て地問題に関わる自治体は憲法96条「地方自治」で住民投票による過半数の同意が必要になると規定されている。民主憲法なのだ。

しかし、実体はそうはなっていない。在韓米軍問題、原発立地、放射性廃棄物埋め立て地問題で住民投票すれば、否定されるのが明らかで国の政策が進まない。賛成するのはそれによる利権者や地域の疲弊を回避しようとする人たちだ。

憲法学者は沖縄問題を憲法第96条との関係で考えようと提案するが、違憲判断する最高裁判例も「地方自治」など関係なさそうだ。逆に条約と憲法とではどちらが優位に立つかが議論されている。

本当に現憲法は民主憲法なのか。安倍総理は「押しつけ憲法」だから私たちの手で憲法を作ろうと憲法改正を党是とする。

でも、終戦直後の憲法制定過程を見るとGHQの押しつけ憲法とは言えないのだ。GHQはあたらしい憲法草案作成を日本政府に提案してきた。日本は政府や民間団体などが草案を発表した。最終的には政府案をGHQに提出したが、これでは「民主政治」とはほど遠いと、GHQが独自に草案を作成、日本側に提出された。

GHQ案は議論され修正され、新しい国会議員による国会で承認された。これが憲法の教科書に載っているおおざっぱな経過だ。

問題になっている戦争放棄、軍備を持たないことは、当時の幣原総理がマッカーサーに直接提言したのだ。太平洋戦争後、日本が世界に出て行くにはこれしかないと幣原総理は考えたのだ。

ところが戦後70年、安倍総理は憲法9条改正、集団的自衛権行使の閣議決定で自衛隊を戦争が出来る、軍備として認めようとしているのだ。


ところでこの96条「地方自治」がGHQ草案に既に載っていたのか、日本側が追加したのか詳しいことは知らないが、憲法、最高裁が国民の生活に深く関わってくることが今後も増えそうだ。政府の側にばかり立ってはいられないのだ。

2017年8月15日火曜日

GDP年率換算4%増:本当か、買い換え我慢の反動では

朝日新聞 2017.8.15
新聞報道によると46月期のGDP一時速報で前期比年換算で4%増と内閣府が発表した。本当なのか、速報なので後で修正される可能性もある。私は買い換え我慢の末の反動で一時的な現象とみるのだが。

外需不振でも内需が頑張ったという。内需拡大による経済成長は願ってもない事だが、いままで一向にうまく行っていないのが、どうして今そうなるのか。

寄与度を見ると、内需は+1.3%増でうち個人消費が+0.9%だが、実質雇用者報酬は0.7%なのでそのレベルでの増加だろうという。家電の買い換え、運転支援機能付きの自動車が売れているようだ。

内需で最も寄与が大きいのは公共投資5.1%増だ。16年度第2次補正予算(3.2兆円)の効果が出ているのか。公共事業の成長への寄与は何時の時代も大きい。安倍政権は財政出動を言うが、財政健全化もいっており相反する政策に疑問がある。

設備投資2.4%、住宅投資1.5%だ。私の住んでいる街でも新築住宅の建設が盛んだ。それに屋根の張り替え、塗装工事など住宅の維持管理も盛んだ。

外需に頼らぬ内需主導の経済成長の重要性は古くから言われ、前川レポート、21世紀版前川レポートが提言されているが、なかなかうまく行かない。その要因に企業の儲けを家計に再分配する(賃上げ)がうまく機能していないことにあった。

ところが今でも賃上げは難しい。今は忘れかけているアベノミクスだが賃上げがうまく行かなければ消費も伸びず成長は覚束ないのだ。

今回の4%増は、買い換え我慢の反動で一時の現象ではないか。

我が家を見てみると、そのことが言える。洗濯機は5年で故障し修理費に2万円以上かかると言われだが、新品を買っても2万円以下で買えるので更新した。

車も既に11万km乗っているが、7人乗りに買い換えようとしている。タイミングのその時期だ。家族全員で遊べる大きさを考えている。
衣料はもう年なのでそんなに必要ではない。夏物、冬物を少し買えば良いぐらいだ。

パソコンも2台あり、そのうち6年目のパソコンが暴走した。メーカーに相談すると5070円払えば30日間相談サービスできるという。オペレーターは「今、込んでいるので後で連絡する」という。役立たずと思っていろいろやってみたがうまくいかない。最後の手段でバッテリーを外し、再装着すると正常に戻った。無駄なカネを払わなくて済んだ。

今月は医療費が高かった。区の検診を受けた人間ドック検診の結果、眼底に異常所見が記された。今までなったこともない所見だったので専門医で再検査した結果、異常なしだったが、5000円も医療費がかかった。無駄な出費だ。医療機関で転記ミスをしたのだろう。

食料品は相変わらず家内が頑張っている。開店早々の安売り商品を購入し、今日はうまく行ったと自己満足だ。通常は7人の食料を買うのだから大変なのだ。

外食も余りやらない。家内がセッセと作っている。外食産業の経営者が言っていた。これからは人口減で胃袋は減り、高齢者が多くなるので胃袋の能力も低下する。やっていくのが大変だと言う。

今回のGDP4%増も一時の現象だろう。我慢していた買い換えなどが終わるとまた低率に戻る。政府もGDPの換算値の見直しをしている。いじくった数値でないことを祈るばかりだ。


2017年8月14日月曜日

24時間社会は何をもたらしたか

人口減少日本でこれから何が起きるか。河合雅司さんの「未来の年表」(講談社現代新書 2017.6)での「24時間社会からの脱却」を読んで24時間社会が何をもたらしたかを考えてみた。

何時だったか忘れたが、歌舞伎町に電気が煌々と灯る24時間社会の街の出現は、凄い時代が来たものだと感心したことがあるが、反面大丈夫かと不安にも思ったものだ。案の定、マイナスイメージもつきまとった。

風俗産業の繁栄、性の乱れ、家出、不良化、不登校での子どもの受け皿となった裏社会、そして犯罪の温床と石原元知事が指摘していたことが実際になった。街環境の正常化に向け警察などが組織を上げて取り組み成果も出てきたという。

一方で、こういった深夜業に生活を求めるシングルマザーも見逃せない。午後7時頃幼い子どもを抱っこして街を歩く女性も多い。子どもがネオンを指さして「きれいだね」と母親に言っているような映像をテレビで見る事がある。

子どもを深夜の託児所に預けて母親が働いているのだ。朝になっても引き取りに来ない母親も居るという涙が出る番組を幾度も見たことがある。シングルマザーの生活苦はただ事ではない。

一方で、24時間社会を支える事業にも変化が出て来た。

コンビニ、ファーストフード店は24時間営業を基本に進出してきたが、従業員の過酷な労働、人手不足は事業を縮小しなければならなくなった。深夜の時間帯は閉店するのだ。時間給を上げてもアルバイトが集まらないとも。

まだ24時間開いているコンビニ店で聞くと深夜はお客が来ないという。それでもデリバリーがあるのだ。

経営者が面白いことを言っていた。これからは少子化、胃袋の数が減ってくるし、高齢者が多くなると胃袋の能力も落ちる。外食産業はやっていけないというのだ。

ネットカフェにも行ってみた。狭い空間にパソコン、ネットが出来るし食事、フロもある。でもこんな場所に何週間も生活するのは楽ではない。それでも利用する人は何か事情があるのだろう。

近くに宅配便の基幹支店があるが、早朝から社員が出勤し配達の準備をしている。過剰サービス、過酷労働、低賃金でクロネコが労働改善を目指している。通販などで便利さはあるが、配達業にとっては過酷な労働なのだ。

「便利さ」から「不便さ」を見直したらどうかと河合さんは提言する。

そうだろう。「便利さ」を求める裏では過酷な労働に犠牲を払っている多くの人たちが居るのだ。

24時間社会を見直し、もう遠くなった昭和のよき時代、道徳の行き届いた時代を取り返したらどうか。核家族は大変だ。

政府は「働き方改革」「人つくり改革」を新しい政策に掲げるが人気取りか。マイナス評価になるのだけは止めてほしい。


2017年8月13日日曜日

「哲学の道」:思考も停止するほどの真夏の京都の暑さだった

哲学の道で石橋に座って「えんぴつ画」
を書く高齢者 2017.8.10
810日、はじめて「哲学の道」に行ってきたが、思考も停止するほどの真夏の京都の暑さだった。学生時代は見向きもしなかった「哲学の道」だが、娘家族と一緒の京都旅行で永観堂~銀閣寺へ哲学の道をたどった。

平日とあって観光客は少ない。店も閉めているところが多く桜の木に止まった蝉の声が優しく耳に響く。

西田幾太郎大先生が川側の(哲学の)道を歩きながら構想を練ったとのエピソードが有名であるが、最近の新聞によると事実と違うらしい。近親者の話では道脇に建つ木造二階建ての家の二階の廊下を行き来しながら構想を練ったのが本当らしい。

道から見ると、廊下を行ったり来たりする西田大先生の姿に皆、異様さを感じたらしいというのだ。

今は桜の木が植えてあり、道も石が敷かれ整備されているが当時は川側の石ころが多い普通の小道だったのではないか。奈良女子大の数学者、岡潔先生は猿沢の池の脇道をめぐりながら数学の構想を練っていたと言うが、こちらは本当らしい。

歩きやすく、うっかりしても危険のないことが大事なのだ。

川にまたがる石橋の上に座って「えんぴつ画」を書いていた高齢者の姿が印象に残った。

2017年8月12日土曜日

北、ミサイルグアム射撃警告:日本は島根、広島、愛媛、髙知にPAC3配備、黙ってやれないのか

北のグアム射撃警告
朝日新聞2017.8.12
北がグアムにミサイル射撃予告したのに対して日本は上空通過県の島根、広島、愛媛、高知にPACを配置すると言い、今朝までに終了したという。北の本音が何か分からないが、どうしてPAC3の配置を公にするのか。黙ってやれば良いのではないか。

北は寧ろ強迫に世界がどう対応するのかを面白がって見ているのではないか。

トランプ大統領は「愚かな行動をとった場合、軍事的解決の準備は完了」と言ったり「世界が見たこともない炎と怒り」と牽制する。いろんな選択肢が出来上がっているのだろうが、北は牽制にビクともしないようだ。

世界の指導者は今朝、戦争に走らないよう両国を牽制する。北が厳しい表現で米国を牽制するのは常套手段だが、冷静に対応しなければ本当に戦争になってしまうかも知れない。米国も本土を攻撃される危険が増しているし、北も国内事情があり引けないのだ。

日本は北の射撃予告を受け、通過県の出雲(島根)、海田(広島)松山(愛媛)、髙知〈髙知〉にPAC3を配置、日本海にはイージス艦を展開している。

日本の防衛は日本海にイージス艦(SM3)、4つの駐屯地のPAC3を配置した2段構えに防衛戦だ。

もしかしたら集団的自衛権行使が問題になるだろうが、あくまでもコースを外れて日本に落下することを警戒してこのとだが、何故、今までEEZに打ち込まれていながら迎撃しないのか。日本漁船が操業していれば危険な事態になる事は分かっているではないか。

頼りのアメリカも手を出せない。日本も自らは手を出せないとなると北の思うつぼではないか。

北のような小さな国は何かをしていないと国際社会から忘れられる存在だから常にICBM,核開発で騒いでいるのだ。


無視すれば騒ぎを大きくするだろうから、北への対応策は最低限にし手の内を読まれないようにすべきではないか。今はストレートに反応している。

2017年8月11日金曜日

これで良いのか 京都世界文化遺産の防災意識:消火バケツに水不足、3年前点検の消火器

埃を被ったままの3年前点検の消火器
二条城にて
2017.8.11
京都が世界文化遺産に登録されてはじめてと思うが、1011日暑い京都観光旅行に家族と行ってきた。2日目は帰り時刻もあるので東寺、二条城を見学したが、驚いたことに防火意識がかけている事だ。東寺では南大門や各所に消火用水が入ったバケツが5個ぐらい配置されているが水が不足しているのだ。1/3位しか入っていない。

東寺では消火用水バケツの水足らず
東寺にて
2017.8.11
二条城ではもっと酷い。唐門の内側に消火器が置いてあるが何と点検は3年前の26.1.28となって埃を被っていた。他の箇所も同じだ。

折角の世界文化遺産に登録されてもこんな防火意識ではダメではないか。勿論、バケツに入った消火用水や消火器で消せる火災など初期の初期でないと効果が無いがだからといっておろそかには出来ないはずだ。

まだ、東寺のように目立つところに設置されて居れば皆の目に止まるが、ほとんどの文化遺産の建物では目に見えない。だからチャンとやられているかどうかは分からないのだ。

東寺は定期的にチェックし水はバケツに一杯に入っていることを確認すべきだし、二条城はもっと目につく場所に設置し定期的な点検が必要ではないか。例え、3年前の点検で良いとしても埃を被った消火器は頂けない。

京都の文化遺産は11つが重要な遺産で放火などで消失を許してはいけないのだ。


消防署も定期的に防火施設のチェックをやっていると思うのだが実体はどうなのか。

2017年8月9日水曜日

今日の新聞を読んで(96):世論調査は安倍政権に何を訴えているのか

最近の読売新聞、朝日新聞の世論調査で安倍政権の支持率が30%後半から40%前半である事が分かった。30%を切る危険水域にあったことを考えると吹き返した感じだが、そうは行かないらしい。

支持しない理由で「首相が安倍さんだから」が18%から28%に上昇、「政策面」でも40%に登っている(朝日新聞)。読売新聞でも「首相が信じられない」が54%と高率だ。

今回の内閣改造人事で言えることは森友、加計学園疑惑、自衛隊の日報事件隠し内閣である。

下落原因が「安倍さんが信用できない」、「菅官房長官の上から目線」でありながら続投していることが問題だし、二階幹事長に到っては安倍総理の低姿勢、丁寧な説明に反しメデイアへの批判を繰り返している。続投と言うことは安倍総理の本音を代弁しているからか。

官僚の忖度事件が国民の反感を買っている。森友疑惑で国有地を格安で払い下げた佐川理財局長が国税庁長官に転身したが、批判が大きく記者会見も開けない状況になった。

脱税しようとする者が国税で契約書を見せろと言われて「既に破棄している」と応じたらどうなるのか。税務署も苦しい立場だろう。記者会見も開けないのなら佐川さんは辞任すべきだ。

勢い、解散総選挙の話も出て来た。「日本ファーストの会」、民進党のゴタゴタ、野党共闘路線が敷かれない前にやってしまえと言うことだ。ところがサンデー毎日(8.20-27)の新聞広告によると、「今、解散すると小池新党59,民進党100」という予想が出ている。これがそのまま自民党の減席になるのか。

安倍総理が「憲法改正をスケジュール通り」と言ったが与党の公明党が同調しないようだ。だとしたら2/3議席確保(?)でも改正に向けた動きは鈍いだろう。

経済再生で支持率を上げようとしているが消費税増税もあり景気の下振れの危険があると常に言っている。今度は本気か。

閣内も統一できたかと思ったらポスト安倍に野田さん、河野さんも名乗りを上げた。岸田さんが禅譲で本命のようだが「一寸先は闇」だ。麻生さんも狙っていたらしいが再登板の芽は無さそうで機嫌が悪いという。地方議員、党員には人気のある石破さんがどの程度頑張れるか。

ところで一体、国民はどんな政権を望んでいるのか。

自民党のリベラル派か、野党連立政権か。無党派層をやめてここはしっかり意思表示すべきではないか。45%の無党派では無責任すぎないか。国会議員に誤った情報を提供することにならないか。



2017年8月7日月曜日

まだ「風」が吹いているのか:小池頼みの「日本ファーストの会」設立

まだ「風」が吹いているのか? 小池都知事頼みの「日本ファーストの会」が設立されたと代表の若狭勝衆院議員が記者会見した。同時に政治塾「輝照塾」という塾を立ち上げ、永田町の政治のプロ以外から国政への候補者を探すというのだ。

都議会議員選挙後、「自民でも民進でもないもっと新しい、もっと声を受け止めてくれる政党の存在が求められる」動きに答えるようだ。

日本ファーストの会というと、すぐ頭によぎるのがトランプ大統領の「アメリカ第一主義」だ。まさか日本第一主義とでも言うのか。よく分からない政党の旗印だ。

又、もっと声を受け止めるには「地方組織」が大事であるが、どうなっているのか。あの「日本新党」の時、知り合いも政治が替わることに期待して政治資金を振り込んだが、その後は「ウンともスン」とも言ってこなかったと嘆いていた。

自民党が下野した時でも政党支持率が30%前後あったのは、地方組織がしっかりしていたことだ。だからいつでも政権交代出来るのだ。

日本ファーストの会が「声」を集められるのは小池都政の周辺だけではないのか。そんな気がする。小池都政だって「都民ファーストの会」の小池チルドレンが如何に活動できるかだ。あっさり失望される危険もはらんでいる。

各政党が1番困っているのは候補者捜しだろう。

小泉旋風で比例区候補者が多数当選した。小泉チルドレンという。安倍政権では安倍チルドレンの登場で多数の議席を確保出来た。橋本さんでは橋本チルドレン、小池さんでは小池チルドレンと言うらしい。でも政治以外に不祥事が目立っている。

知名度優先でジャーナリスト、タレント、元、前議員、他党より生き残りをかけての離党組もいれば失望したと嘆く者もいる。


どれだけ信頼される候補者を探し、育てるか。新党の生命にかかっている。

今日の新聞を読んで(95):安倍総理「消費税増税10% 予定通り」発言

新聞記事は小さかったが、安倍総理が読売テレビの番組で201910月の消費税10%増税(後2%増税分)を「予定通り」実施すると言ったそうだ。今まで景気の下押しを心配して2回増税を延期したが、今度は増税しなければ法違反になる状況だ。

今回の内閣改造では「骨格を替えない」基本方針で麻生財務相の続投が決まったが、裏取引で財務省の増税を飲ませる格好になったのではないか。

安倍総理はどちらかと言えば財政出動派だ。今までも海外から著名な経済学者を招聘しては「消費増税ダメ、今は財政出動だ」を言わしめていた。浜田内閣参与もシムズ教授の理論に「目からウロコが落ちた」「アベノミクスを見直すとき」と言ったほどだ。

確かに、アベノミクスのエンジンを吹かせて、経済を好転させ、税収増→社会保障費などへの補填を考えていたが、税収増にはハードルが高すぎた。うまく行かない。今考えられる税収増は消費税増税しかない。

国、地方の借金を考えて1050兆円、対GDP比220%では、世界が赤字財政をGDPの3%内の規律を守っているのに日本だけが例外を何時までも認められるわけがない。

2020年のPB黒字化を謳っているが、今でも8兆円の不足が想定されている。赤字財政を日銀が国債を買い上げる「異次元の量的緩和」で対応している。海外では財政ファイナンスとみられている。しかも日銀の国債保有は420兆円、発行残高は40%に達し、国債市場にも異変が出ているらしいし、日銀の経営も悪化しそうだ。


消費税増税と言っても後2%分だ。国民は織り込み済みで生活をしているのではないか。

2017年8月5日土曜日

続く民進党役職者の離党:細野さんにどんな理由があったのか

民進党代表代行だった細野さんが代表選を間近に控えてグループ15人を置いて離党した。今のタイミングで何故という疑問が湧いてきた。本人は民進党内で憲法改正論議が停滞しているのを理由に挙げている。

しかし、前原さんも憲法改正論者だ。前原さんが代表選に出馬するのだから支援すればいいのにと思うが、何やら過去に支援の貸し借りがあるそうでうまく行かなかったようだ。

主導権が握れる「受け皿」を作ると言うが小池新党でも念頭にあるのだろうが、「寄ってくる者拒まず」と言うが、こんな辞め方の離党者も歓迎されるのか。

細野さんと言えば、権力者の間をうまく渡り歩いた。

民主党政権時、権力の2柔構造で官邸と小沢さんの間がギクシャクしていたとき、小沢さんに重宝され官邸との間に立って調整役を果たし、その後政権内で地位を固めていった。

最近になって、静岡県知事に出馬するという話を聞いて驚いた。結局、現職が出馬すると言うことで思いとどまったようだが、仲間から顰蹙を買ったらしい。

保守系の前原さんが代表選に出馬するのだから細野さんも支援すべきではないかと思ったが、グループ員はそのままで細野さんが先に離党する事になったが、ついていく者がいないと言う結果になってしまったようだ。


党内での自分の立ち位置がなくなったのだろう。離党者は厳しい立場に置かれるのだ。

今日の新聞を読んで(94):内閣人事局長が萩生田→杉田さんへ

新聞では小さい扱いだったが内閣人事局長が官房副長官で国会議員だった萩生田さんから官僚トップの杉田さんに替わった。「官僚主導から政治主導へ」と銘打って中央官庁の人事を一元的に扱う内閣人事局を作り、国会議員がトップにつき官僚の我が儘(?)を制したかに見えた。

しかし、「政治主導」の誤ったやり方だった。これにより森友疑惑、加計学園疑惑のように忖度する行政が横行し、前川前文科省事務次官が訴えたように「不公平な」行政を生んだ。

萩生田さんは加計学園の獣医学部新設での安倍総理の意向を反映させたキーマンとみられていたが、萩生田さんが替わっても菅官房長官の意向反映は替わらず従来通りとみられている。

逆に萩生田さんが党役員に移ったことで加計学園疑惑を隠蔽しようとする安倍官邸の思惑が見え隠れする。「目くらまし人事」なのだ。

今回の「仕事人内閣」発足で、内閣支持率はどう変わったか。

毎日新聞WEBは30%台後半で上昇、テレビ情報番組では40%前半で一様に上昇している。

でも、今回の支持率下落は「安倍さんが信用できない」「菅官房長官の上から目線」だ。ここが替わらなければ何とも言えない。安倍総理の「一時の丁寧な説明」「低姿勢」も簡単に直るものではない。


臨時国会が開催されると「経済再生」、政局運営に注目だ。ポスト安倍に野田、河野、岸田、石破さんらが名乗りを上げている。何かあると一気に「安倍離れ」が進むだろう。

2017年8月4日金曜日

第3次安倍第3次改造内閣:一体、何て言えば良い改造内閣か

街角に張られた安倍総理の「経済で結果を出す」
政府が発表する経済指標は好転しているが、実感
がないのが実体だ。
3次安倍第3次改造内閣が発足したが、一体、何と言えばよい内閣なのか。安倍総理は胸を張って「仕事人内閣」と言うし、情報番組は「仕事師内閣」とも言う。でも私には「疑惑隠蔽内閣で再出発」とでも言えるのではないかと思う。

安倍総理の記者会見は異様だった。まず最初に「森友学園、加計学園、日報問題で国民に大きな不信を紹かせた」と深く頭を下げた。ジャーナリスト、評論家は一様に驚いた。

今回の改造人事ではいろんな情報が飛び交った。情報番組でコメンテーターは自分の得た情報を得々と紹介し、「どうだ」と言わんばかりの評論家もいた。田原総一郎さんは「政治生命をかける仕事」を安倍総理に提案したという。「内容は言えない」というが、今になっても何のことか分からない。

開けてみれば官邸周辺に踊らされていた感じが強い。

サプライズより政策優先と思っていたが、「経済再生」で支持率回復を目指すと言う。今、「アベノミクスのエンジン噴射」を言うのは安倍総理だけだ。自民党内でも反アベノミクスグループが出来ているし、岸田さんも見直す時だと発言していた。その野田さんは総務相、岸田さんは政調会長で党3役だ。

サプライ人事をメデイアは期待していたが、野田総務相、河野外相ぐらいではニュースにもならない。伊吹元議長を文科相にする案は元から無理筋拿話だ。公明党へ1人から2人に大臣の増員を提案したが山口代表は断ったという。憲法改正では公明党は加憲、「急がない」と言っていたので、閣僚を増員することで憲法改正促進に加担する事を考えていたのだろう。

でも主要閣僚紹介では政策を絡めて紹介していたので改造理由は理解出来たと思うが、メデイアに言わせれば新鮮味がない。新聞の世論調査での支持率には余り影響しないだろうと見ている。

気になることは疑惑隠しだ。

自衛隊の日報隠蔽事件では稲田さんに替えて小野寺さんだ。野党は日報問題を引き続き追求すると言うが、何も知らない小野寺さんではどう対応するのか。

稲田さんの参考人招致を頑なに拒否していた竹下さんは国対委員長から党役員に移った。新しい自民党の国対委員長はどう判断するか。噂では竹下さんが一人反対していたとも言われている。

加計学園疑惑ではキーマンの萩生田さんが幹事長代行に移った。益々証人喚問が難しくなって来たか。

二階幹事長が先日、メデイア批判を自派の研修会で披露した(?)。恐らく安倍総理の気持ちを忖度したのだろう。これを聞いて私は安倍さんが二階さんの続投を決めたら、安倍さんの「低姿勢」「丁寧な説明」もウソだろうと見ていたが、本当になりかねない状況だ。

ポスト安倍でも変化が出て来たという。

石破さんは自派の2人が入閣したことを考えて力を削がれたのではないかみられている。しかし地方党員、地方議員の人気はあるのではないか。岸田さんは政調会長でいろんな政策で口出しできるようになったが、安倍さんからの禅譲を期待しての人事だったのだろうが、「政界は一寸先が闇だ」。安倍さんが約束したかどうかは分からないが信じて良いのか。

驚いたことに、野田さん、河野さんもポスト安倍に手を上げた。安倍さんの囲い込みは失敗だったのか。

今回の内閣改造劇を見て、支持率の下落がとまるのか。下落の要因は「安倍総理が信用できない」「菅官房長官の上から目線」が問題だったのではないか。菅さんに変えて野田さんが官房長官になるサプライズもあっただろう。


しかし、究極は安倍総理が辞任することだ。