気象庁地震情報 2012.3.1午前7時32分 震源地茨城県沖 深さ60km M5.4 東海村震度5弱 水戸市震度4 東京 大田区震度1 |
「アッ地震だ」そう叫ぶと小学校2年生の孫が、弟を背負って居間の安全な場所に移動した。1日は、昨日の雪模様と違って気温も高く薄曇りだ。コタツにあたりながら小学生の孫は勉強をし、保育園に行っている2人の孫はテレビで漫画を見ていた。
7時30分頃、少しグラグラッと感じた。孫が「アッ地震だ」と叫び、弟を背負って安全な場所に移動した。揺れはすぐに終わったがテレビでは地震があったことをスーパーで流した。情報を得ようとNHKに切り替えたがまだ情報は出ていない。孫がリモコンでdを押した。
気象庁発表では、1日午前7時32分頃、震源地を茨城県沖 深さ60km、M5.4、東海村で震度5弱、水戸市で震度4、我々の住んでいる東京都大田区で震度1だった。
最近結構大きい地震がこのあたりで多発している。我が家も地震対策として、家具転倒防止安定板・・ふんばる君、天井と家具の間に転倒防止・・ふんばる君、食器棚のガラスに飛散防止フィルムを張った。狭い居間空間だが、孫には家具が転倒し危険な場所を示して、ここが安全な場所と教えていた通りに行動してくれた。
しかし、この屋内の地震対策も気象庁震度階級関連説明表の震度でいえば震度6の固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなる状況での対策だ。
今は、首都圏直下型で東京では震度7相当の地震が発生する可能性があると文科相が発表していた。東京湾北部地震で最大震度6強と言われていたのが震度7になる可能性があるのだ。
今までの首都圏で観測されたデータから首都圏直下型地震の震源域が、従来の想定より浅いところにある可能性が出てきたのだ。深さが浅くなると揺れも強くなり、揺れる範囲も拡大する。また、関東平野の下には今まで言われているプレートのほかに、プレートがもう一枚存在し複雑な構造になっているという研究結果が依然発表されたことがある。
では、震度7への対応があるのか。
気象庁震度階級関連開設表 |
先の気象庁震度階級関連解説表を見ると、震度6強までは屋内では固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなる。屋外では壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する建物が多くなる。補強されていないブロック塀のほとんどが崩れると記されている。
しかし、震度7では曖昧だ。6強に追加されて「家具などは飛ぶこともある」、屋外では6強の状況が「さらに多くなる」と記されている。よくわからないが、6強以上の被害が発生するというのだ。
人の体感も6強と7では、たっていることができず、這わないと動くことができない。揺れに翻弄され、動くこともできず、飛ばされることもあるという。要は家具も人間も飛ばされるのだ。
震度7の経験がないのだ。これでは対策のしようがない。
ところが読売新聞(2012.2.29)に「地震に遭遇 公家の警告」の興味を引く記事が載っていた。
公家さんが書いた信頼性のある古文書から、大地震の揺れ時間を調べたというのだ。阪神大震災は約20秒、東日本大震災が約200秒。私も巨大地震でも2~30秒我慢すればおさまると考えていたがこれは長かった。
「元禄中大地震大火の覚え」によると、戸障子が倒れ、立ち上がれば横に倒れ、庭に飛び出し逃げ回ったというらしいが、この時の揺れは45秒と推定されている。「基熈公記の寅刻地震」によると3分間揺れたとい。4年後の宝永地震では10分間揺れた可能性もあるという。
巨大地震での津波に襲われると、揺れて動けない間に津波に襲われる危険もあるというのだ。だとすると「高いところに逃げろ」の教訓も生かされない場合もあるのだ。
震度7では屋内では家具類や人間が、屋外でも人間やガラス、壁、瓦などが飛ばされる事態も発生するのだ。対策のやり方を見直さなければ、今までの対策では役に立たない場合も考えなければならない。
丁度12時前に、NHKで「緊急警報放送」の試験信号テストが放送された。緊急性が伝わってくる今朝の出来事だ。
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