3党合意、党首会談:政治は騙しあい、方向が違ってくることもあるのだ。重要な政策課題は、国会審議でなく与野党会談、党首会談などで決まることがあるが、その政党間の約束事が「だました」、「だまされた」では、穏やかではないが実際にはあるのだ。
24日のテレビニュースで民主党の野田元総理が、「だまされた」発言をしていたので、何事かと思ったら、翌日(25日)の讀賣新聞で、衆議院本会議で衆議院の定数削減の結論を通常国会までに得るとした自民、公明、民主も3党合意に触れ、「だました人が悪いのか、だまされた私が悪いのか」と、その責任を追及したのだ。
思い出そう。野田総理が解散時期を問われ、「近いうち」と応えて時期を明確にしていなかった時期のことだ。
安倍総裁(当時)との党首討論で、野田総理は「約束出来るなら明後日解散します」と言ったことだ。委員会室は「オー」というどよめきが起き、安倍総裁は「解散しますね」と2,3度繰り返したが、驚いた表情を隠せなかった。
「嘘つき」呼ばわりされるのを嫌っていた野田総理(当時)が皆の意表を突いて、解散に言及したのだ。
その3党合意もうまくいっていない。野田元総理にしたら、忸怩たる思いなのだろう。当事者である安倍総理は「努力を続ける事が大事」と逃げた。
もう一つ、政治改革がいつの間にか小選挙区制に変わったことを恥じり、中選挙区制に代えるべきだという河野元自民党総裁の最近の発言だ。
細川内閣の時、野党・自民党総裁をしていた河野さんだ。与野党会談に呼ばれて出て行った河野さんだが、「政治とカネ」に絡んで政治改革を進めるつもりだったが、いつの間にか小選挙区制にすり替わったというのだ。
今、国会議員の定数問題も含めて中選挙区制が取りざたされている。しかし国会議員の生死に関わる問題で国会議員では解決出来ず、専門家は第三者委員会に託せという。
どっちにせよ、どうして政治家は約束事を守れないのか。平気で嘘を言い、批判されると前言を撤回する。責任をとることを極力控えるペテン師に似ている。
安倍内閣は経済対策で、数々の政策を打ち出した。各種委員会での提言事項を政策に掲げているが、その実行をしっかり国民は監視すべきだ。
「アベノミクス」という安倍総理の政策の響きに酔っていてはいけない。しっかり監視するのだ。
「アベノミクス」という安倍総理の政策の響きに酔っていてはいけない。しっかり監視するのだ。
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