小渕経済産業相に政治資金疑惑が持ち上がった。例によって「知らぬ存ぜぬ」「秘書がやったこと」と逃げ切るか、小沢さんの政治資金疑惑で信用を失墜させた東京地検・特捜部がリベンジをかけて動くか。今回の安倍内閣改造の目玉人事だった小渕経済産業相に政治資金規正法、公職選挙法違反容疑が持ち上がったが、「政治とカネ」の問題で今時、こんなことをやっていたのかと驚く。
小渕さんは委員会で「差額分を補てんしていたとしたら法律に引っかかる」と違法性を認識する考えを示していたが、「週刊誌の報道で初めて知った」と自らの関与を否定する発言もしていた。
「できるだけ早く判断したい」と記者に言っていたが、今小渕さん陣営は雁首そろえて「大臣に責任をとらせるな」を合言葉に善後策を練っているのだろう。
また、小渕さんは経済産業相だから官僚にも検討させているはずだ。公私混同もはなはだしいところだが仕方ないことか。
一方、地検・特捜部も小沢さんの事案で失墜させた信頼を回復するために週刊誌の記事、メデイアの報道に注目しているはずだ。彼らの目標は「バッジを挙げろ」だから格好の標的になる。
小渕さんがクリーンさをどう出すかだが、「知らぬ存ぜぬ」戦法で来ると地検も苦しくなる。
嫌疑不十分で不起訴でもなると、またまた検察審査会が動き、強制起訴と言うことにもなるだろう。
一方、安倍政権もダメージは大きい。あれほど小渕さんの人事に執着したのは何だったのかということになる。
その疑惑の内容が、観劇会、野球観戦の負担にとどまらず親族企業への支出、紙おむつなどベビー用品代も含まれているということは、「子育て経験者」を謳っていたことは何だったのか。子育てお母さんは皆自分のカネでおむつなどベビー用品を買っているはずだ。国会議員だから助成金で買うことができるとしたら不公平さありありだ。
17日は朝の情報番組で民放は小渕さんの政治資金疑惑を詳しく報道していたが、NHKの「おはようにっぽん」では6時台のニュースでは全く触れていない。籾井会長の圧力で報道を控えたのか。
政治資金疑惑で「知らぬ存ぜぬ」で責任逃れをさせてはいけない。
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