2014年10月23日木曜日

小渕スキャンダル(1):群馬県の政界の一大スキャンダルに発展するか

小渕スキャンダルは群馬の政界の一大スキャンダルに発展するのか。小渕優子さんの「政治とカネ」に関するスキャンダルは小渕後援会、政治団体の不祥事と思っていたが、小渕さんの辞任直後に中之条町長の折田さんが突然町長を辞職し「責任は私にある」「大臣は何も知らない」とコメントしたことで、「背後に何かあるな」と思っていた。

メデイアは小渕さんの「政治とカネ」の問題で疑惑を報じる。売却された旧小渕邸に家賃ただで、今でも母親が住んでいること、小渕さんの顔写真入りのカレンダーを有権者に配ったこと、子ども用品、おもちゃ購入などの公私混同を伝える。

観劇会などイベントの収支で支出の記載はあるが収入の記載が無いことはうっかりミスと考えられないこともなかったが、小渕後援会はあらゆるイベントで収入の記載が無いことは故意の犯行で「裏金」作りの疑惑が上がってくる。

そこに、長年小渕家で秘書をやり報告書の記載責任者であった折田さんの存在は注目だ。

折田さんがどういう人なのか、ネットで調べてみた。

存在が注目されたのは2007年7月の群馬県知事選らしい。私も東京へ引っ越しする前の最後の県知事選なので良く覚えている。

現職の小寺さんが5選を目指して立候補したが、自民党は多選反対で確か県議だった大沢さん(現知事)を公認したために小寺さんは「県民党」として勝手連的な運動に徹した。自民党が押した大沢さんの選対の責任者が折田さんだったのだ。結果は小寺優勢の予想に反して大沢さんが当選した。

新人の大沢さんが知事になったのだから選対の責任者だった折田さんの権勢が大きくなっていったのは想像出来る。それまでにも何かと政治資金は必要だったに違いない。

その折田さんの消息が分からなくなって心配されたが23日の民放の情報番組が高崎市内の駐車場で折田さんを捕らえていた。

24日には、中之条町議会に出席し説明することになっていると言うから、どういう説明をするのか、各メデイアも注目しているはずだ。

折田さんの発言は群馬の県政のスキャンダルに発展するかもしれないのだ。

上毛新聞(2014.10.22)は、折田さんの辞任について企画力、行動力で町の改革に取り組んできただけでなく、強力なリーダーシップで吾妻地域でも存在感を発揮したが、突然の辞任に激震が走ったといい、23日には小渕優子さんの「政治とカネ」の問題で統一地方選の逆風に神経を尖らせているという。

小渕さんの辞任劇は、群馬県の政界をも大きく揺るがすことになりかねない。


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