安倍さんありがとう、政治に目覚め、憲法を守る大切さが分かりました。今回の安保関連法案の国会審議、参院特別委員会の採決を見ているとそんな思いを強くした。国会前集会に参加した多くの人たちも「居ても立ってもいられず集会に参加しました」、そういう意見が聞こえてくる。
選挙権も18歳まで下げると240万の票が増え、20代、30代の若者が政治に関心を持てば投票率も上がり、旧態然とした政治をやっていると当選も覚束なくなることを国会議員は再認識すべきだ。
ところで参院特別委員会の昨夜の騒然とした中での虚をつく採決は、本当に採決されたことになるのか。
鴻池委員長の不信任決議が否決され委員会室に戻ってくる束の間、野党議員が委員長席に駆け寄ると与野党議員で委員長席は大混乱、委員長の姿は見えない。恐らく押さえつけられているのだろう。野党議員は何かを奪おうと手を動かす。恐らくマイクや事務局が作成した採決次第のペーパーを横取りしようとしているのだろう。
そのうちに佐藤議員が手で「立て立て」と与党議員席に向かって合図をしている。与党議員はキョロキョロしながら理解できないままに起立した。野党議員は手を横に振りながら「ダメダメ」と言っているようだ。
そのうちにどこにいたのか分からない委員長が数人に抱えられて委員会室を出た。
採決時、「賛成多数で可決しました」、恐らくそういうべきところだろうが、テレビ画面からは伝わってこない。採決できたのか。
委員長は委員会室を出たところで記者の質問に「採決」と答えていたが怪しいものだ。誰が見たってまともに採決などできていない。委員会審議に大きな瑕疵があるのだ。でも議事録には採決次第に則って記録されているのだろう。
鴻池委員長は記者から「どう思うか」と聞かれ「答弁がなっていなかった」という意味のことを言っていた。
衆議院の委員会での質疑、採決でも混乱の中で採決が行われたが浜田委員長はペーパーを
離さず読み上げていた。
しかし、採決後に感想を聞かれ「10本の法案を1本に総括しての審議はいかがなものか」
と批判めいた感想を述べていた。
衆参両委員会の委員長が政権に批判的な発言をしていたのには驚いたが、安倍政権ってこの程度の政権なのだ。
「丁寧な説明を」と繰り返すが、政治手法が変わっていないのだから丁寧な説明になっていない。
国民の理解が進んでいないことも分かっているので安倍総理は「時がたてば理解も進む」というが、安保関連法案に対する理解ではなく、安倍政権は反立憲、憲法違反を平気でやる憲政史上まれにみる暴挙として後世に語り継がれることだろう。
今回の安保関連法案で私たちは政治に目覚め、憲法を守る大切さを再確認できた。次は反立憲、反護憲の議員を排除し、護憲、立憲主義の国会へ再構築する番だ。今回の安保関連法案審議で選挙も変わってくるだろうと自覚できた議員が何人いるのか。
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