29日の中国・習主席の国連演説「国際社会への貢献、他国との協調」はテレビニュースで聞いていて我が耳を疑った。今までの中国の国際社会でのやり方を改め明日から新しい国際関係を築こうと宣言しているのかと誤解するほどの内容だったのだ。
国内問題、今海外で領土問題、領海問題で紛争、火種を抱えていることを棚に上げての身勝手な演説と思えば納得がいくのだ。
29日のテレビ朝日 ワイドスクランブルでのニュースの要点は下記の通りだ。
「70年前に我々の先輩が将来への展望と高い見識によって
日本の軍国主義に抵抗し反撃を加えた。
世界のファシズムの戦争の勝利において歴史的な貢献をした。
(中国の脅威論についても)永遠に拡張せず、永遠に勢力範囲を
追求しようとせず、我々は更に緊密に団結し永遠に助け合い協力し
新しいパートナーシップを築き、心を一つにして人類の運命共同体
を造っていきたい」と言うのだ。
これを一体どう理解すれば良いのか。米中首脳会談でもテーマになった南シナ海の岩礁埋め立て、軍事施設の問題も中国の領土内での問題であり米国がどうこう言う筋合いのものではない。尖閣諸島の領海侵犯問題も尖閣は中国の領土という考えに立っていれば、この演説に反する内容ではないことになると言うのか。
国連常任理事国にあってロシアとの二人三脚外交を止め、米国と新しい大国関係を築こうとしている目論みも今回の訪米では失敗に終わった。
相変わらずの無法行為を進めるのだろうか。世界の平和、安全を維持する活動が常任理事国の努めではないのか。
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