2023年3月11日土曜日

小さな記事の大きな課題(94):高浜原発4号機は本当に経年変化でなく施工不良なのか

 高浜原発4号機で核分裂反応を抑える「制御棒」が落下し自動停止したという。原因は制御棒を動かす装置の田m機ケーブルの接触不良で電気が流れにくくなり制御棒を保持できなくなり落下したというのだ。

原因の接触風呂湯は経年変化でなく施工不良だと規制委員会に説明したという。

本当にそうなのか。誰が考えても経年変化ではないのか。原発は原則40年、規制委員会が認めると最長20年延長できる。さらに運転停止中は含まれないというのだ。

原発設備も長期では劣化する。コンクリートの強度は落ちるし、ケーブルだって劣化する。原子炉の金属も「中性子照射」で脆弱化するという。

さらに数年運転を停止し、再運転するとあらぬところで支障が出て停止する事例が多くなかったか。さらには運転要員が若年化し経験豊かな従業員が減ってくる。

政府なエネルギーの安定供給や脱炭素化に原発に頼っている。電気代の高騰は家計に大きく響いている。

必要性はわかるが、原発の危険は増しているのではないか。今回の事故も施行不良で片づけていいのか。

経年変化とみるべきではないのか。

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