キーウ訪問ができない理由を挙げていた官邸、メデイアだったが、最後のチャンスになるインド訪問を機に岸田総理はキーウ電撃訪問を決行した。G7広島サミットで議長国である立場で、唯一訪問していないのは岸田総理だけという状況は避けたかったのだ。
あるとすれば岸田総理が国外に出るチャンスを生かすことだ。そのチャンスはインド訪問しかなかった。しかし、メデイアを含め皆が訪問はないとみていたわけではない。政治評論家の伊藤さんは「あるとすればチャンス」とテレビ番組で公言していた。
そのタイミングも絶妙だった。モスクワでは中国の習主席がプーチンのたっての招待でやっと会談することになった時だ。
中国はアメリカの隙をついて世界での発言力を強めている。イランとサウジアラビアの国交正常化を取り持ったばかりだ。今度はロシアとウクライナの仲介のチャンスと見たのだろうが、逆に岸田総理の電撃訪問が西側の結束を強化することになった。
習主席とプーチン大統領がどんな会談をしたのか定かではないが、中国がロシア側の立場に立つことに不利な面が多い。ICCからは戦争犯罪人として逮捕状が出たばかりだ。更に兵器、弾薬供与と言うことになるとウクライナ国民を殺し、街を破壊し、力による現状変更に協力することになる。
中国とロシアは兄弟国とは言え、ロシアは「戦争仕掛人」だ。世界の目は節穴ではない。
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