先のプーチンに演説では「経済制裁は効いていない。欧米は判断を誤った」と豪語していたが、実際には経済制裁は効き、軍事費、国内治安対策費増加に社会福祉費のばらまき、一方エネルギーなどの収入減少などで財政赤字は3兆円、7~8月には枯渇の危機、優秀な人材の国外脱出で残った国民は公務員や年金生活者で政権依存者だという。
テレビ朝日の「ワイドスクランブル ロシア国家財政は火の車?」は納得のいく内容だった。
海外企業が撤退した後は国内事業者が継承、一時品不足だった海外製品も並行輸入で店頭に並び、国民の生活は変わらないと見えたが、高級ブランドショップはテナント募集中などそうとも言えないのだ。
驚いたのは国産車「モスクビッチ」も中国車らしい。航空機も部品不足で「共食い」、130件の事故を起こしているが、そのうち28件が墜落と言う。輸入規制でまともなものはなさそうだ。半導体不足も民生品から転用しているというが大丈夫か。
天然ガスも中国やインドが購入してくれているという。それが戦費に回っていると批判されているが、相当価格が落とされているらしい。60ドルと言う上限が設けられているが今は去年の40%ダウンと言う。12月は7兆円、今年1月は3兆円の収入減と言う。
一方で、国民の人気取で最低賃金、子育て支給、修学旅行支援で「ばらまき予算」だ。国民福祉基金を取り崩しているらしい。
支出面では国防予算9兆円、国内治安対策8兆円はウクライナ侵攻対策だ。反戦運動などが抑えられているが相当の金を使っている。
労働市場も問題だ。建設業では20万人の不足、動員逃れで100万人が国外脱出、高度人材が脱出したが、ITなど5万人が不足と言う。
軍需産業にカネを使っているので民生品が減っている。物不足はインフレへ、更にハイパーインフレの危険もあるらしい。
国内経済、財政赤字でロシア国民は不安だろうと思うが、プーチンと言う強いリーダーが生活を守ってくれるという「安心、安全」が82%と言う高い支持率を得ているのか。
しかし、ウクライナ侵攻が長期化し、財政赤字が年金に影響してくるとプーチンも安泰とは言えない。
それがいつか。その時が国民がプーチンを見限るときか。
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