シリコーンバレー銀行や中堅銀行の破たんは、欧州の大手金融機関クレデイスにも飛び火し、FRBの金融政策にも大きく影響する。「利上げ」を進めれば銀行の経営破たんが拡大するし、「利下げ」すればインフレを助長しかねない。
今回の経営破たんはリーマンショック時とは違っていると不安払しょくに努める。以前からの不祥事、経営不振があったとしても表ざたに放っていなくても各国中堅銀行は大なり小なり同じ状態を抱えていないか。
FRBがインフレを抑えるために急激な利上げに踏み切ったことが要因であることは間違いない。逆に「利下げ」に移ればインフレを助長する可能性がある。
新聞報道によればECBは利上げするという。インフレ退治が究極の課題なのだ。
日銀も異次元の量的緩和の出口戦略が問題になるが、今は継続が安心なのだろう。でもいつかは利上げに向かわなければならない。黒田の負のレガシーをいつ、どう解消するか。植田新総裁の手腕にかかっているが、妙手はない。誰かが犠牲を払うようになる。
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