WBCでの日本の世界一は一時ではなるが楽しい野球を経験させてくれた快挙であった。しかし現実の目をやると電気代高騰、物価高で生活は大変だ。早くプーチンが仕掛けたウクライナ侵攻が終われば解決するかというとそうではない。そう簡単に解決できる問題ではないし、ロシアに対してはゼレンスキー大統領も指摘しているように「北方領土占領はウクライナに共通しる問題なのだ。
岸田総理は今回のウクライナ訪問をやっとの思いで実現した。G7の議長国として「ウクライナ侵攻」が重要な課題になることは確かだが、その戦争中のウクライナをG7参加国で唯一訪問していなかったのが日本では示しがつかないのだ。
岸田総理にしてみれば出身地の広島で世界平和を訴える絶好のチャンスではあるが、自らのメンツのためではなく何故、北方領土不法占領に対する取り組みとして論じないのか。
今回の岸田総理のウクライナ訪問でロシアは極東地域の軍事施設建設、兵器刷新に中露くする」と反発していることを新聞は伝える。さらにロシア、中国を封じ、込めるインド太平洋地域の軍事的同盟を強化していると批判する。
しかし考えてみよう、発端はロシアの「力による現状変更」「核使用の可能性」もほのめかすウクライナ侵攻であり、中国の見境もない軍備拡大だ。
以前にもロシアは北方4島にミサイル施設を設置するなど軍事化を進めていたが、パラムシル島には地対艦ミサイルシステムを実戦配備したというが、このニュースは新しいニュースか。
日本政府はことあるごとにクレームをつけているが、民主主義のない国には通用しない。安倍政権時でもプーチンの言うことを聞いていればいつかは北方4島を返還してくれると思い、要望の強い極東の経済支援に乗り出したが、今度は平和条約締結後に北方2島返還と言い出した。
自由主義国は日本も欧米もプーチンの顔色を見て及び腰になっている。その結果、プーチンは「私物化」を進めるのだ。
今回の読売新聞のゼレンスキー大統領への独占インタビューは「我々は我々の領土を取り戻すまで戦う、日本も北方4島を取り戻すまで戦え」というのだ。クリミヤも北方4島も共通の問題なのだ。
ウクライナ侵攻で兵員不足になり、極東から兵員をウクライナに送り込んでいる。その弱点をミサイル施設で補強しているのだ。このままでは返還どころか私物化される。日本は北方4島防衛に何かしているのか。
ゼレンスキー大統領は「自由主義vs専制主義」で自由主義、民主主義の側に立って戦っている。冷戦後の復興に日本が役立つのは確かだが、北方4島でロシアを揺さぶることも大事ではないか。
0 件のコメント:
コメントを投稿