2023年12月8日金曜日

自民党派閥のキックバック問題:岸田、松野ともに「告発を受け、捜査中の事案、発言控える」と

8日の衆院予算委員会で NHK国会中継寄り
「石破さんの出番ではないか」と思うが
 

自民党政策集団の派閥で政治資金パーテイーで集めたカネのうちノルマ異常をキックバックして収支報告書に未記載になっている問題で、8日9時からにNHKで国会中継するということでテレビの前に座ったが、なかなか始まらない。

既に岸田総理、鈴木財務相は着席しているが15分以上遅れた。原因は松野官房長官の「裏金か 1000万円収入還流」の新聞記事を受け、理事会で扱いを相談していたようだ。

やっと、委員会が開催されたが、自民党の質問者がどう質問するか注目していたが、自民党の質問者は一言も政治資金について質問せず、続く公明党の議員の質問に岸田総理は国民の厳しい目が向けられている。パーテイー、年末年始のイベントは自粛すると言い、問題、課題、原因の把握に努めるという。

続く立憲民主の枝野さんが質問に立った。経済政策に重点を置く質問を考えていたが、今朝のニュースで政治資金パーテイーへ重点を置いた質問が始まった。

枝野さんは弁護士らしく、ケアレスミスや「名寄せ」であれば修正申告で終わるが、キックバックを申告せず、裏金になると意図的な不実記載、雑所得になり脱税になると指摘した。

枝野さんの質問に、岸田総理は個別で具体的な状況での説明は「捜査中で影響をあたえる」ので言及を差し控えるといつかもあった言葉で追及を回避する。総理の派閥でやっていたのかどうかも答えない。

派閥の存在の弊害が50年前にも議論され、総理は派閥を離脱する申し合わせがあったが、岸田総理は守っていない? 閣僚などの人事についても派閥の問題がかかわっている。適材適所というが不祥事を起こしている。

岸田総理は、党内一丸となって取り組む。今後の情勢を踏まえ進める」という。

枝野さんの質問の後半で松野官房長官が着席した。

松野さんは5年間で1000万円の報道がある。岸田総理と松野官房長官で話し合いはなかったのか。「あなたは大丈夫か」と聞かなかったのか。と質問されたが、「中身については捜査中のことでもあり」差し控えるという。

松野官房長官は政府の立場なので差し控えるというが、事実なのかどうかも「刑事告発をうけている」ので答弁を拒否する。

枝野さんは派閥のことを聞いているのではなく、松野さん自身のことを聞いているのだ」というが埒が明かない。

いつも不祥事が起き、関係者が国会に呼ばれるが 「告発を受け、捜査中」を理由に答弁拒否が常態化している。




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