2024年6月2日日曜日

今日の新聞を読んで(686):温暖化対策で肝心なこと、おカネのかけ方ではないか

産業革命以降平均気温1.5℃に抑える目標も既に1.48℃、CO2排出量ゼロ㋾考えても無理な話だ。世界的には洪水、山火事、干ばつと人間の生活を含め自然破壊が甚大だ。そんな時いつも問題になるのがCO2要因説だ。

自然変動説を主張する専門家は昔も今以上の温暖化があったという。具体的な情報はわからなかったが、たまたま購読していた「火山と断層から見た神社の始まり 蒲池著 双葉文庫 2014.5.18」で、11600年前には3年で7℃上がったという。海水面も100m 上昇し陸地が減ったというのだ。

ただ、CO2濃度はわからない。旧石器時代、古墳時代のことだから人為的CO2ではない。自然変動が要因だろう。

専門家の間では1~2℃上昇すると経済的影響は全く分からないが、今のうちに手を打ったほうが低コストになるという。社会が受け入れるギリギリまでお金を費やすことが必要というのだと日本総研の大嶋さんが指摘する。

一方、別の知的対処が必要という。2030年までに半減させるには9%削減ペースを続ける必要があるがコロナ禍でも5.5%しか減っていない。排出量をゼロにするには産業を止め、生活水準をさげなければならないがそんなことが受け入れられるかという。

本当に人類存続の危機に直面しているのか。巨額な資金を食料、良い教育、仕事、汚職の根絶など深刻な問題に使えないかと政治経済学者でビヨルン・ロンボルクさんは言う。

私も今の対策はカネを無駄に使うだけで実効性⒣が低いと思う。次のCOP29では原点に立ち止まって検証すべきではないか。

0 件のコメント: