2024年6月15日土曜日

これは大きな環境問題だ:最終処分場残余年数23.4年、東京都は

テレビ東京 ガイやの夜明け
「シン ごみ戦争」2024.6.14

私も民間企業で最終処分場の建設、管理をやっていた関係から、東京都の新海面処分場を見学したことがある、30年ほど前だった。当時も確か残余年数は50年、ここがいっぱいになるとほかに場所を確保することができないと言っていたと思う。

これだけ広大(?)な処分場を確保するのは、大震災時の廃棄物埋め立て地の確保だった。埋め立て処分場が確保できなければ復興などできない。

当時は処分場もレジ袋は埋め立て、生ごみも埋め立てていたと思うが、ちょうど焼却場の建設も始まりレジ袋は焼却処理で、埋め立て物の容積も相当減量されていた。それでも飛散するごみ、ハエなど外注も多かったのを覚えている。

ところが6月14日、テレビ東京のガイやの夜明けで「「ゴミ戦争の舞台裏、 最終処分場の限界」に注目した。

今の東京の廃棄物処理は23区内で22施設の焼却場があり、灰にして体積は1/20になっている。プラスチックも2022年のプラスチック資源循環促進法で大田区は2025年から全域でプラスチックを回収するという。

しかし社会問題として収集・運搬に人手不足を起こしているのだ。確かに東京の収集運搬を見ると、家庭の前に出したり、数軒でまとめて出したりして収集車で2人の男性が車外でレジ袋(プラスチックの入った)を収集している。皆駆け足だ。夏は大変な仕事になる。年配者ではできない。

そこで人手不足を解消させるために小田急電鉄がWOOMSを設立し回収、収集、運搬のサポートをしている。循環型社会の旗を振るリーダーになろうとしている。アプリを開発し効率のいい作業をやっている。

しかし、問題は全国の処分場の残余年数23.4年という。東京も50年と言われている。家庭からの排出量を減らす努力が必要だし、新しい技術で廃棄物処理をしなければならない。

番組では民間会社が生ごみに特殊な菌を使い土壌化し販売している。おいしい果物が育つという。この技術を海外へも導入する計画があるらしい。

久しぶりに埋め立て処分場の情報に会えた。そのうちに大きな社会問題になる。そうならない前に工夫が必要なのだ。

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