2023年7月22日土曜日

開催が危惧される「大阪万博」:巨大イベントのごり押しは税金の無駄使いにならないか

2025年、大阪夢洲で開催予定の「大阪万博」でパピリオん建設などの予定が立たず、このままでは開催が危ぶまれると関係者が慌てているという。大阪では1970年に国威発揚で大阪万博を開催して経験がある。

今回は地方政党だった「大阪維新の会」の橋本市長が目玉政策として掲げ、17年安倍政権が閣議了承、18年に開催が決定したという。経済波及効果は2兆えん、来客数は820万人というが、本当の目的は夢洲の開発にあるのではないか。

万博開催に意義も見直され「地球規模の課題解決に貢献する」といい、大阪万博は「命耀く未来社会のデザイン」らしい。そんな難しいテーマでも153か国が参加するという。おそらく自国の技術をPRするのか。それとも観光をPRし観光客を確保するのか。

巨大イベントはその時はヒーバーするも後の何が残るのか疑問だ。

1970年の大阪万博に入っていないが、テレビで多くの参加者が騒いでいたのをテレビで見たが、後の残ったのは岡本太郎さんの「太陽の塔」しか記憶にない。

つくば科学万博には家族で行った。人気のあるパピリオンでは2時間待ちという。私たちは待ち時間の少ないパピリオンを数多くみて、最後に人気にあるパピリオンを見たが、今は何も印象に残っていない。おそらく展示されていた技術が今、実用化されているのだろう。

東京オリンピックは見ての通りだ。安倍総理は「復帰を世界に」といったが、コロナで延期されると「コロナに打ち勝った証」と言い出した。オリンピックの意義がない。結果は組織委員会の運営上の不祥事、税金の無駄使いが明らかになった。後は選手村をタワーマンションにしていくら儲かるかだ。東京都民には維持管理などで多額の負担を強いられる。

札幌冬季五輪に名乗りを上げているが、他の都市が有利らしい。あきらめた方がいい。

ところが新聞では各国のパピリオンの建設が相当遅れて開催が心配されるという。人件費、工事費の高騰が影響し建設会社が難色を示しているという。無理して建設しても波及効果がないらしい。

中核となる日本館の建設もトプ所67億円らしかったが現在は76億7800万円、9億円の超過だ。清水建設が随時契約しているらしいが、その清水建設の宮本会長が「開催は厳しい状況」と記者会見で発言、建設業界としては早い時期にそう伝えていたという。

慌てた維新の会が政府に協力要請したというがどうなるか。

地域開発のために巨大ィヴェントを計画し、うまくいかなくなったら政府に協力依頼する。国税を投入することは税金の無駄使いにならないか。



 

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