2015年2月8日日曜日

東北沖のプレート:既にエネルギーは震災前の水準に 巨大地震の再来の可能性?

エネルギーのたまっている恐
れのあるプレート 静岡大
生田助教
朝日新聞2013.10.31
三陸沖から房総沖にかけてエネルギーが解消されたと思っていたが、もうエネルギーもたまり巨大地震が忍び寄る可能性が出て来たのだ。政府の地震調査委員会は震源域やその周辺では今後も長期間にわたり大きな地震発生の可能性があると発表(2014.3.11)、筑波大とスイス連邦工科大の研究チームも解放されたエネルギーが早くも前の水準に回復していると言うのだ。

それによると、研究チームは気象庁の観測データから東北沖の震源域でプレートにかかる力を分析した結果、14年の秋に東日本大震災前と同じ水準に戻っていることが分かった。予想以上に速いスピードでエネルギーがたまっているのだ(読売新聞2015.2.4)。

だから巨大地震の発生間隔は当てにならないというのだ。何時又あの巨大地震が起きるかもしれないのだ。

この3.11東日本大震災後、専門家らはいろんな研究から問題点を指摘している。

日本海溝を挟んで外側で発生するアウターライズ地震は、早くから海外の専門家から東電・福島第一原発事故に絡んでその危険が指摘された。原発事故に見通しが立たないうちに再度巨大津波に襲われることは致命傷になるのだ。

また、今回の震源域の南と北で割れが止まっているし、震源域内でも50km以深での割れも残っている。日本海溝北部~千島海溝にかけて割れ残りがあるという。

更にプレートの潜り込む速度も震災前は10cmから震災後は30~40cmになったという専門家もいる。

あらゆるところで地震を起こすエネルギーはたまっているらしい。静岡大の生田先生はプレートの動く速度と過去111年の地震計の記録などからエネルギーのたまりやすい場所を解析、M9クラスの巨大地震を起こす恐れのある箇所が17カ所あることが分かった(朝日新聞2013.10.31)。

三陸沖から房総沖にかけてM7~9クラスの地震を起こすエネルギーがたまっているのだ。

福島県沖地震 m7.1,震度4
2013.10.26
日本気象協会tenki.jp

M9と言う巨大地震だったために余震もM7~8クラスの地震が長期に発生するし、アウターライズ地震も既に発生している。
気象庁によると、2013年10月26日2時10分頃、福島県沖を震源とするM7.1の地震が発生、宮城、福島、茨城、栃木で震度4を観測、北海道から近畿まで広い範囲で揺れた。M7以上になったのは震災後初めてで、今後もM7程度の地震の発生に注意を促した。

筑波大の研究チームの岩盤にかかるエネルギーのたまりが震災前の状態に戻ったというのには驚いた。何時あの巨大地震、巨大津波が発生しても可笑しくないのだ。

内陸型の地震も多発しているし、火山の噴火も活発だ。

GPS測位、スロースリップの挙動など予知に役立ちそうな観測結果は発表されるが、情報を結びつけるのは難しい。


2015年2月7日土曜日

STAP細胞疑惑・小保方さんを刑事告発:これで白黒をはっきり出来るか

STAP細胞疑惑が刑事告発されたが、これで白黒をはっきり出来、悪循環を絶てないか。先週に引き続きFRIDAY(2015.2.20)に「小保方晴子「私は盗ってない」の大嘘暴く」の記事が載っていたので購読した。先に「兵庫県警は受理し捜査に着手すべきだ」という記事を掲載したが、今週号では告発した石川さんと小保方さん側でやり取りがあったようだ。

小保方さんの代理人(?)である弁護士が、「彼女は盗っていないと言っている。第一動機がない」、「盗ったという時期は既に実験も終わり論文執筆の時期で盗って何になるのか」、そして「そもそも誰が被害者となるのか」と疑問を投げかけている。

「そもそも誰が被害者なのか」と言うことは、当事者能力(?)の問題だ。理研とか文科省が訴えるのであれば分かるが「理研OBの石川さんは無関係ではないか」と言うことなのだ。

これに石川さんは、ハーバード在籍のまま理研で研究しているときにES細胞を盗んだことになる。その価値も4000万円にもなり不正や捏造では済まされない犯罪行為で、このほかに人件費、実験費、検証実験に多額の費用がかかり全て税金から捻出されていると言うのだ。

肝心の理研が腰砕けだから石川さんが替わって刑事告発したことになるが、後々問題になるだろう。

「盗んでいない。動機がない」と言うが、石川さんは十分な証拠を確保しての告発だという。

動機は十分にあるのではないか。自らの検証実験でも作成出来なかったSTAP細胞を「成功した」と言うには何かを混ぜるしかない。CDBではES細胞の研究をやっていたのだから入手するのは比較的楽ではないのか。今まで研究してきた実績(?)、今後の研究生活を維持するにはES細胞を混ぜてSTAP細胞を作る捏造するしかない。

しかし、こんなイカサマをしていつまで研究が持つのか。そう遠くないうちにバレバレになるのは分かっていることだ。寧ろ論文を発表して直ぐに不正、捏造の疑いが出て来て論文撤回に至ったのは運が良かったのではないか。

最後までSTAP細胞を信じていた笹井さんだって後々疑惑がばれた時、どうするつもりだったのか。それこそ大恥で研究生活を棒に振ること確実だったのではないか。

小保方さんの「今日失敗したら明日は止めようと思いながら5年が過ぎた」のコメントは多くの日本人に感銘を与えた。でも「今日失敗したら明日はES細胞を混ぜよう」と思いながら5年が過ぎたとも考えられる(勿論、自ら混入したのであればの話だ)。

また、「盗んだ時期」(紛失した時期)も問題になる。石川さんは若山研究室が山梨大へ移る2013年1~3月と主張しているが代理人は、その時期は既に実験も終わり論文を執筆していた時期だと反論する。

2011年11月にキメラマウスの作成に成功し若山さん達は「胸が躍った」と述懐しているから、混入するとすればそれ以前になる。

でも石川さんは詳細は言えないが、盗まれたとする時期は小保方さんが実験をやっていた時期と全く矛盾しないという。

実際に裁判になると証人とか証拠がしっかりしているか。

石川さん側は理研や若山さん達がどの程度協力できるかだが、理研はあること無いことが表沙汰になるのを嫌っているようだし、若山さんには今回の事件を起こした責任がある。ES細胞を盗まれたという前に管理責任はどうだったのかと言うことだ。

逆に小保方さん側には無罪を主張できる証拠があるのか。そして証人を探すことが出来るのか。

代理人は相変わらず「小保方叩き」と批判するが、小保方さん自ら出て来て真実を話さないから議論が飛んでいくのではないか。


今回の刑事告発で「STAP細胞は何だったのか」→「いや、ES細胞では」→「誰が混入させたのか」→「私はやっていない」の悪循環は絶ちたいものだ。


2月6日10時25分、徳島県南部地震M5,震度5強:南海トラフ巨大地震との関連は

2月6日10時25分、徳島県南部地震 M5,震度6強
気象庁地震情報
2月6日、10時25分頃、徳島県南部を震源とする地震をWEB版で知り、南海トラフ巨大地震との関連が心配になったので気象庁地震情報を開いてみた。震源は徳島県牟岐の北、震源の深さは約10km、M5.0だ。

この辺では久しぶりの強い揺れで震度5強が牟岐町、震度5弱が海陽町、震度4が海南市、高知県東洋町など震度3~2が広く分布し、徳島、高知、香川、岡山と広範囲に揺れた。
地元の人が兵庫県南部地震以来の揺れだという。

気象庁の地震情報での各地の震度を見ると、四国地方、瀬戸内海、中国地方の地下構造に何か特色があるのかと思いネットで調べてきた。

その結果、「地震予知研究「西南日本の探査の成果」」(www.eri.u-tokyo.ac.jp)で西南日本の地殻構造と沈み込むフィッリッピン海プレートの形状を知ることが出来る。

それによると、南海トラフ地震の発生は陸のプレートとその下に沈み込むフィリッピン海プレートの境界面が破壊することにより発生するのでその地殻構造を把握することが重要で、四国沖の南海トラフー四国東部―中国地方を経て日本海に至る地域で制御震源を用いた地殻構造探査が実施された。

今回の震源はJ9ポイント下約10kmで陸側プレートで
起きた「内陸型」地震だ。瀬戸内海下の地殻は浅く柔らかい。
www.eri.u-tokyo.ac.jp
その結果、フィッリッピン海プレートは四国南端下での深さ約18kmに位置しており陸側の地殻の厚さは瀬戸内海が最も薄く南に向かって厚くなっているという。

今回の地震の震源はJ9ポイントの下約10kmなのでフィリッピン海プレートの境界面ではない。陸側プレートで起きる「内陸型」で海溝型とは異なっている。

南海地震の想定震源域に入っているが南海地震とは関係なさそうで瀬戸内海下の地殻は浅く軟弱なので揺れが伝わりやすかったのか。遠くは岡山県の北部、島根県でも震度2を観測した。

最近は南海トラフ巨大地震の震源域が広くなりこの辺も想定震源域に入っている。震源深さが20kmより深くなると注意だ。巨大地震が起きる前には内陸型の地震が多発するという。1955年にはM6.4の地震が発生している。

南海トラフ巨大地震の発生を間近という専門家もいれば2030年代中頃という専門家もいるし、最近の研究では南海地震の発生は200年後という説まで出て来た。

どれもそれぞれ根拠があっての予測で油断大敵だ。

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2013.8.6掲載
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2013.7.25掲載

南海トラフ巨大地震は何時?:間近か、今世紀中頃か、それとも200年先か

2015年2月4日水曜日

安倍総理の恣意的積極平和主義が日本人を危険に晒すことになっていないか

2日参院予算委員会
安倍総理の言動が寧ろ国民を危険に
晒しているのでは
テレビ朝日スクランブル
2015.2.2
安倍総理の恣意的積極平和主義での外交が、日本人を危険に晒すことになっていないか。「イスラム国」の今回の無謀な人質殺害に対して、安倍総理が「テロリストを決して許さない。その罪を償わす」と国際社会と連携し「イスラム国」に臨む強い決意を表したことは当然だ。国民の誰も異論を唱える者はいない。

そしてこの重大な局面で「イスラム国」側にも人質解放要求に内部分裂を感じさせる内容の変化があったが、日本国内でも安倍総理の言論で国論を二分する事態にも関わらず政権は押さえつけようとしているのだ。

安倍総理のカイロでの記者会見の内容が「イスラム国」の2人の邦人の人質殺害を躍起したのではないかとの議論があるのだ。

政権側は官邸の記者会見でこの質問が出ると明らかに嫌悪感を示し質問を遮るし、今回の事件を検証し出来るだけ公開すると言うが、検証ではこの部分は対象外に早々と決めている。

国会審議では共産党の小池さんや民主党の議員がカイロでの記者会見では「非軍事的な人道支援」という言葉がなかったが、人質殺害予告がでると、慌てて緊急記者会見をして「非軍事的人道支援」と繰り返したのではないか。もっと他の表現があったのではないかと安倍総理を追求したが、安倍総理はそういう質問が「イスラム国」を擁護することになりかねないと反論した。

メデイアもコメンテーターも総理の考えに同調するが、国会や世論がもめれば「イスラム国」にとっては「してやったり」の感なのだ。

逆に恐れることなく、その是非を検証し国としてのテロ対応を確立することが必要で、決して総理の恣意的考えで行動してはいけない。

今回の「イスラム国」による2人の邦人の人質殺害予告、殺害はタイミングとしては安倍総理の中東訪問とカイロでの記者会見が発端だったのは誰でも想像が付く。

この事件を機に安倍総理は非軍事的人道支援と強調するが中東での人道支援にも変化が見られるというのだ。

確か、2日のテレビ朝日の報道ステーションだったと思うが、中東で人道支援の活動をやっているNGOの女性スタッフの話だ。事件前は「日本」という旗を掲げていると安心、安全、平和で支援先も好意的に対応してくれたが、事件後は逆に危険を感じるようになり「日本」という旗を隠すことで何とか安全を確保していると言うのだ(メモせず記憶に頼ったので不正確なところもあるが)。

国会審議でも空爆には参加しない、後方支援もしない。国際社会と連携し人道支援で日本の責任を果たすと安倍総理は言う。

でも、その人道支援をやっているNGOのスタッフが身の危険を感じるようになったのだ。安倍総理は日本人の生命、財産を守るどころか危険に晒しているのだ。


2015年2月3日火曜日

国連か、米主導の有志連合か:安倍総理の「テロに屈しない」と言う日本の立ち位置は

2015.2.2
民放テレビニュースより
邦人2人の「イスラム国」による殺害で名指しされた安倍総理は「テロリストを絶対許さない。その罪を償わせるため、日本は決してテロに屈しない」と言い国際社会と連携していくことを強調するが、日本の立ち位置は国連なのか、米国の主導による有志連合なのか。

湯川さん、後藤さんの殺害は私たちに大きな衝撃を与えたが、落ち着きを取り戻す中で今回の「イスラム国」人質殺害事件の検証も始まった。

国際社会とどう連携するのか。2日の朝日新聞、読売新聞でどの機関、組織が中心になるのか調べてみた。2つの新聞で記事の中に出てくる国連、有志連合が上げられている箇所は国連が6カ所、有志連合が9カ所、国連は声明を発表している以外は特に対応策は出ていない。一方有志連合は60カ国が参加し米国、フランスが主導でシリア、イラクの空爆を実施しそれなりのダメージをイスラム国に与えているという。

国連は声明だけで、事務総長が「イスラム国などに捕らえられている全ての人質の無条件解放を求める」と言うし、国連安保理は「イスラム国は根絶されるべきでありイスラム国が信奉する不寛容、暴力及び憎悪は撲滅されるべきだ」と言う非難声明が2日の未明発せられた。

人道支援としては国連難民高等弁務官だった緒方さんのように難民と寄り添う心が大切だという。

そんな声明以外にこれと言った動きは国連にはない。国連の弱体化がこういった無法国家の拡大を招いているのではないかと思う。

一方、米国を中心とする有志連合の結束は揺るぎないと言う。今回の人質殺害で連合によるイスラム国掃討作戦が早まるのではないかとみられている。

更に19日には、米国主導の対テロ対策「暴力的過激主義に関する国際会議」がワシントンで開催される予定で外務大臣が出席し各国と連携するという。

国際社会で有事の時は国連ではなく、相変わらず米国頼みの対応が続くのだ。

一方、集団的自衛権、安保体制などに前向きな安倍総理であるが一挙には行かないようだ。

国会審議で自衛隊出動、後方支援は考えられず、中東への人道支援を徹することが日本としての責任を果たすことになるというのだが、その人道支援が安倍総理の記者会見の表現でイスラム国に誤解を与え今回の人質殺害に至ったとみられているのだ。

一方、菅官房長官は定例記者会見で、有志連合の空爆には協力しないが、テロ撲滅の支援策は国連でも決議しており、その選択肢の中で対応する方法もあると言う意味の発言をしていた。

国連の一員としてあるいは有志連合の一員として人道支援に力を入れることになるのか。

思えば、あのブッシュ大統領の時のフセイン政権壊滅の結果が遠因になっているようだ。大量破壊兵器、化学兵器か生物兵器か忘れたが、米国は隠し持っているという主張するもフセイン政権は持っていないと対抗した。隠し兵器の発見に努力するも発見できず、国によっては「隠し持っていないのではないか」と見たが、米国は譲らずフセイン壊滅作戦に出た。大きなフセイン銅像が倒される画面が放映され、最後は出身地近くの地下に隠れているところを発見された。

当時、フセインがいるために部族、宗派間の不満も抑えられているが、フセインがいなくなれば国内のまとまりが付かなくなり混乱すると言う意見もあったが、その通りになった。

ノーベル経済学賞受賞のクルーグマン教授は「戦争は算数の苦手な指導者がやるもの」で、当時ブッシュ大統領は費用も安くて済むと思ってフセイン壊滅作戦に出たが、大きな損失を負うことになったのだ。

米国の主張も簡単に信じてはいけない。

そして段々、いろんなことが分かるようになってきた。

後藤さんがシリア行きを申請したとき、外務省は3日にわたって止めるように説得したが聞き入れられなかったという。

大使館機能もヨルダンに移し、退避勧告の地域へ後藤さんは何故、危険を顧みず飛び込んでいったのか。最後は3人目のガイドに騙されて人質に売られたという。後藤さんの方にも落ち度があったことは確かなようだ。

国境線の安全な側には既存のメデイアがおり、危険な側にフリージャーナリストが入り現状を報告する。そんな構図になっていたのではないかと思うが既存のメデイアの報道だけでは不足だったのか。

3日の新聞には「喜んでくれる人がいる限り危険でも行くのだ」という人たちの声が載っている。価値観の違いに頭が下がる思いだ。苦しく、危険な生活でもあるが会った時にニッコリ笑ってくれる人がいることはその人の大きな財産なのだ。分かる気がする。

私も一度、「恵まれない子を救へ」という考えに賛同し募金したことがあるが、そういうおカネが本当に困っている人たちにどのぐらい渡っているのか分からないというニュースが流れ止めた。開発途上国ではおカネを分配するシステムの構築が遅れており、ピンハネされる機会が多いという。

安倍総理は今回2億ドルもの大金を人道支援すると言うが、確実に末端の困っている人たちに行き届けて欲しいものだ。権力者のポケットに入っていっては困るのだ。


2015年2月1日日曜日

「お前の上司は国民だ」:安倍総理の顔色ばかり見る政治家、NHKにご忠告か

「お前の上司は国民だ」、TBSテレビの税務調査官・窓際太郎シリーズで何故か、耳新しく聞こえるフレーズを聴くことが出来た。今、自民党は安倍総理の顔を見て政治をやっているし、籾井会長からして安倍総理の顔を見て忖度する番組編成をしている疑いのあるNHKにご忠告だ。

国民主権と言いながら時の権力者に追随する姿に危うさを感じるが、税務調査官窓際太郎シリーズで「国民の立場に立て」と改めて教えられた感がする。

2015.1.26放送の税務調査官・窓際太郎の事件簿28をみていて久しぶりに良いシーンを見ることが出来たのだ。

このシリーズは国会議員などが絡む悪事を北村総一朗さん演じる国税庁査察部長が部下の小林稔侍さん演じる税務調査官と一緒に暴いていくのだ。最後のシーンは国会近くで査察許可書をうけとって国会議員の事務所に査察に向かうのだ。あの弱々しげな窓際調査官が査察ではすごい力を発揮するのだ。

完全に勧善懲悪の内容で昔で言えば鞍馬天狗、最近でも暴れん坊将軍に見られる内容で日本人が一番好む番組になっている。

1月26日の放送では、総理が絡む悪事で総理自身から国税庁長官に横やりが入り長官は査察部長を呼んで査察を止めろと言うが、査察部長は辞表を出してやり抜こうとする。それを見た窓際調査官が「自分も部長に従います」と言った時、部長が「お前の上司は国民だ」と諭したのだ。

「国民の立場で考えろ」と言うことなのだ。

今の政治を見ていると、今回のイスラム国による邦人2人の殺害は安倍総理をして更に暴走させるかもしれないし、岩盤規制への風穴を開けようとJA中全の改革、雇用、医療、エネルギー分野で改革を進めようとしているが基本は「国民のため」になっているかどうかだ。

選挙に不利になる、族議員・官僚の利権や既得権益者の保護で大きな抵抗に遭うが「国民のため」に切り込むことが出来るのか。古い既得権益者を打ち破っても、今度は新しい権益者が生まれてくる。
規制改革の審議会の委員となって自分の仕事に有利になるよう政策を誘導する不届きな委員もいる。

「みなさんのNHK」などと言っているが国民に不信を与えている。問題の経営委員の1人は再任を断り辞任するらしいが、政府の圧力に弱い籾井体制はどうしようもない。ニュースウヲッチ9の大越キャスターは政府の圧力で降板するらしい。政府の意向に反するコメントが多いそうだ。

前会長は政治から距離を保とうと苦労したが籾井会長は政府追随型だ。今のところ視聴率の芳しくない「花燃ゆ」も安倍総理の出身地を特に意識した番組だと週刊誌で報じていた。

安倍政権がどう「上司は国民」の政治を推進できるかが長期政権のポイントになる。


「イスラム国」、後藤さん殺害:国連の弱体化が無法国家の拡大を許していないか

国際社会と連携しテロを撲滅していく
という安倍総理
2015.2.1テレビ朝日スクランブル
今回のイスラム国による人質殺害事件で政府は国際社会と連携しテロ撲滅に努めると言うが、国連事務総長はコメントを発しただけで国連の弱体化が無法国家の拡大を許しているのではないか。欧米諸国が「テロに屈しない」と強調するがその選択肢はあるのか。

1日の新聞は「人質膠着状態続く」「水面下で交渉か」などの見出しが載っているが、5時頃の殺害映像でテレビの情報番組は検証にうつった。交渉が長引けば「危ないよ」と思っていた人も多かったろうがメデイアのコメンテーターの話とは別に最悪の事態で終わった。

報道によると、オバマ大統領は「同盟国などとイスラム国を最終的に壊滅させる」、キャメロン首相は「悪の権化だと改めて示すことに」と発言、安倍総理は「卑劣きわまりない行為に強い憤りを覚える。その罪を償わせるためにも国際社会と連動して参ります」と言う。

11時から菅官房長官が記者会見すると言うが、かなり遅れて始まった。今後、政府の対策の検証の必要性、現地対策本部をヨルダンに移したことは自然のこと、海外の邦人の安全に万全を期す、テロ撲滅のため国際社会と連携など説明したが、総理の中東での発言にイスラム国が誤解したのではないかとの質問に官房長官はムッとした顔で「そんな事は分からない」という意味のことを喋っていた。

こんな調子では本当に検証が出来るのか心配になる。

安倍総理の中東訪問時の出来事であり、「イスラム国」に敵対する国への人道支援として2億ドルを提供する発言を取って、2人の人質の身代金を2億ドルとしたのだから誰が考えても安倍総理のこの時期の中東訪問、発言が要因になっているのは確かだ。

又、この人質事件を例に自衛隊の海外行動、安保体制の検討に影響を与えるのではないかと思うが、菅官房長官は別問題とした。

そして、このようなフリージャーナリストが命がけで紛争国の現場に入って報道しなければならないと言うことは、既設メデイアは役割を十分に果たしていないと言うことになるのか。

それにしても各国首脳はテロとの戦いを国際社会と連携してやっていくと言うが国連は十分に活動しているのか。

今回も国連事務総長はコメントを発表しただけで目立った動きはしていない。

常任理事国内で中国、ロシアと対峙する関係にあり、自らも領土問題で紛争の当事国になっている。中東が非常事態になっても米国を中心の「有志連合」でもって対応しなければならない。何かにつけバラバラなのだ。これでは国連の世界平和を維持する活動は出来ない。

こういう事態になった結果を受け、国会でしっかり検証しなければならないし、今後国際社会と連携してテロ撲滅に対応すると言うがその選択肢も国民に示さなければならない。オバマ大統領の有志連合構想の下での後方支援をどうするかも課題だろう。

調子に乗りすぎた嫌いもある安倍総理の外交にも影響が出ると思うが、直接戦いに加わることが出来ない日本に取っては人道支援は大切な役目だ。無碍に強調して相手に誤解を生ませないように細心の注意をするのも政府の大事な姿勢ではないか。