自民党は本当に変わったのか。25日発表の自民党・党三役のうち政調会長と総務会長に高市、野田の2人の女性議員を登用したのだ。 参院選を戦い抜く体制を整えたことと、新しい自民党を国民の前に示すことにあったらしい。
しかし、発表後の記者会見は新しい自民党をPRするチャンスであったはずだが、意外な局面もあった。
記者から高市さんと野田さんに、「原発ゼロ」に対する見解が求められた時、高市さんが無難な見解を示したが、記者が更に野田さんにも見解を迫ったが安倍総裁が「政策に関してだから」と言って遮った。
何故、安倍総裁は遮ったのか。異なる見解を述べられるのを恐れたためか。党内不一致があからさまになるのを恐れたためか。
だとすると、何ら自民党は新しくなっていないのではないか。
今回の衆院選で自民党は「3年3ヶ月前の自民党とは変わった」ことを強調していた。野党生活から目線も国民目線に変わったとも言った。
今までの自民党だと内閣改造、党内人事など早い時間で陣容が決まっていたが、今回は何故か時間がかかっている。慎重な選考、党内の主導権争いなどでのバランスを考えているのだろう。
特に自民党総裁との政策での考えの違いは、国会で厳しく追及されるだろう。今まで自民党がやってきたことを攻守ところを変えての攻防が続くのだ。参院選までゴタゴタは政権の命取りになる。
自民党・安倍政権になって政策がどう変わるか。今でも民主党政権での政策の見直しもあると記者会見で言うし、石破幹事長との見解の違いも出てきている。
国会審議を通じて、しっかり監視しなければならない。そして女性議員を党の重要役職につけただけで「変わった」と言わせてはならない。
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