2013年7月28日日曜日

これでいいのか野党建て直し:民主はくすぶり、維新は橋下頼み、みんなは致命的溝

参院選で野党敗北を受け各党の立て直しが注目されていたが、主導権争いも絡んでのドタバタ劇を見せつけ、民主は内部くすぶり、みんなは致命的溝、維新は相変わらず橋下頼みで、これしかないのかとがっかりする。

こんな政党に一時とはいえ、希望を託していた国民が馬鹿だったのか。

民主党は責任をとって細野さんが辞任するが、海江田さんは「立て直しが道半ば」と言うことで続投意欲を示すが、党内では立て直し代表選を訴える者もいる。当然だろう。党員の総意も分からず、一部の国会議員の発言でシャンシャンでは理解に苦しむ。

海江田さんは何故続投に執着するのか。

そもそも、海江田さんが代表になったのは、野田さんでの壊滅的状態から立ち直る代表選で、なり手がなくて自ら手を上げただけではなかったのか。前に小沢グループに押されて代表選に望み野田さんに負けたことがある。

海江田さんが代表をやるというのであれば、それでいい程度の支持ではなかったのか。

メデイアの報道では、背後に野党再編を訴える生活の党の小沢さんの存在があるというが、政界の裏は分からない。

ここは、海江田さんの信認も含めて、出直し代表選をやるのが筋ではないのか。

維新の会は、想像どうり「橋下頼み」しかないのだ。国政政党として政策に大きな期待は禁物だ。大阪市長という立場で、国政に参加し、国会議員団と党運営で不一致が見られること自体が不自然ではないか。

大阪都構想で堺市長選、住民投票を控えているという大事な時期だ。大阪での地方政党として実績を積み上げていった方が良いのではないか。

松井幹事長は、橋下さんを「口は悪いが、心は良い」と批評したそうだが、政治家として口が悪いのは最大の欠点ではないか。橋下さんには「そこら辺の政治家とは違う」という自負が強いと思うが、その思い上がりは捨てるべきだ。思わぬところで問題発言が飛び出る。

一方、みんなの党は渡辺代表と江田幹事長の路線対立の溝が深いようだ。

政策が一致しない政界再編を嫌う渡辺さんと政界再編、野党協力関係を追求しようとする江田さんとしっくりいかないことは致命的ではないか。

その渡辺さんも一時は街宣車の上で笑顔で耳打ちしながら橋下さんと固い握手を交わしていたのは、何だったのか。橋下さんの慰安婦問題発言が出て来て歴史観が違うと維新の会と離れる結果になったが、渡辺個人商店発想と江田株式会社発想の調整をしなければ、国民の信頼を得ることが出来る政党ではないのではないか。

民主党、みんなの党、維新の会ともに混乱する野党の姿を見せつけるだけの状態ではないのか。

「これで良いのか 野党立て直し」と言いたい。

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