開票直後に早々と自公過半数確保を報じる NHK参院選2013開票速報より 2013.7.21 |
驕るな自民! 悪さ加減の少ない選択結果なのでは。21日のNHK参院選2013開票速報で午後8時を過ぎた途端に自民15,公明1,無所属1の当確が出た。選挙前の予測通りの結果だろう。その後自民の当確数がドンドン伸びた。自公で過半数も確保できるという。
1時間過ぎの当確数は、自民61,民主11,維新6,公明10,みんな5,生活0,共産3,社民0,みどり0,無所属2で残りは23という。
自公で過半数を超え、ねじれ国会も解消になると言う。
野党はどの陣営も「厳しい戦いだった」と言い、民主党の敗因は信頼を取り戻せていなかったことに尽きるか。
それにしても野党各党の党内のゴタゴタが目立った参院選になった。今、国民は「安定な政治」を求めていたはずだが、これでは有権者の信頼を得ることは出来ない。
自民党は今は、政党の中では一番安定した政党だ。政権を託すには「悪さ加減の一番少ない」政党だ。
しかし、安倍総理の「アベノミクス」への期待が大きかったとは言え、自民党は「実感をその手に」と言うが、賃上げが家計に影響し出すのはもっと先の話だ。その間に物価は高くなり生活が圧迫される「好ましくない循環」を経験することになる。
有権者の期待に応えるには「所得の再分配」の政策が必要になる。それがなければアベノミクスも従来の経済政策と何ら変わらないのだ。
成長路線と財政健全化路線をどう両立するのか、手腕が問われるのだ。
これだけではない。エネルギー政策の中での原発の再稼働、TPP,憲法改正と課題は盛りだくさんだ。
取り敢えずは、他の党に比べて「悪さ加減の少ない政党」と見たのだ。民主党政権に期待し政権交代したが、続く党内抗争、稚拙な政権運営には失望し民主党から離れていった。
「やっぱり自民党に託すか」の感情だろう。
自公は過半数を確保し、安定的な議席を確保できたが驕ることなく国民目線から離脱することは避けなければならない。
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