我が家の娘達は共稼ぎ子育て世帯だ。共通している認識は「男は「できない」で片付くが、女はそうはいかないのだ」という。この男の「出来ない」の一言が女性の社会進出の障害になっていないか。
人口減少→労働力不足→女性労働力の活用→25~44歳の子育て世代の女性の働く環境の整備が喫緊の課題になってきた。安倍総理も「女性登用30%」を掲げ、まず閣僚人事で四苦八苦したようだが、何とか5人の女性閣僚の登場となった。
先進企業は女性管理職の登用、社内保育所の設置等が新聞で報じられている。
読売新聞(2014.9.15)によると、子育て世代の女性の74%が現在働いているか、求職中だが景気の回復、時給の上昇などもあってパートで働き始めたという。ところが年代別に見ると25~44歳の世代の割合が下がっているので成長戦略で女性の労働参加を促すというのだ。
働く女性で一番困るのは、「子どもが熱を出した時」、「仕事の都合で保育園に迎えに行けなくなったとき」の男性に交代を頼むとき「出来ない」といわれたときだ。男性も都合があるだろうが、女性にも都合があるのだ。
近くにおじいちゃん、おばあちゃんが居るときは協力を頼むことも出来るが皆がみんなそうすることは出来ない。
9時前に保育園に子どもを預けに来るが熱があって預けられないときに、そういった子どもを預けられる施設に急遽駆けつける母親を幾度か見かけたことがあるが、定員もあるのでどうなったことか。
男性の「パートだから何とかなるだろう」という安易な気持ちが女性の労働を軽視していることにならないか。
企業も含め社会全体の意識改革が必要であるが、共稼ぎ男性の意識改革が一番大事ではないか。朝早く出かけて、夜遅くまで働く男性に社会的に未来が有るのかと心配になる。
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