2014年9月27日土曜日

御嶽山噴火:7年ぶりと言うが、3.11以来何があっても不思議でない警告か

御嶽山噴火 NHKニュース
2014.9.27
2007年の噴火から7年ぶりに御嶽山(3067m)が噴火した。折から行楽シーズンで人的被害が心配だが、3.11以来何があっても不思議ではない警告か。午後2時過ぎだったろうかテレビの画面に御嶽山噴火のニュースが流れた。早速メデイアのweb版で確認すると号外が流れていて1153分に噴火したという。気象庁は警戒レベルを1から3に上げた。

夕方のフジテレビのニュースで噴火の様子を知ることが出来た。

20073月末の噴火は小規模だったが今回は規模が大きい。午後159分にも噴火があったと言う。噴火口は3カ所で噴煙はパイロットの話では8000mまで上がっているらしい。

どうも昭和54年の水蒸気爆発と同じようだ。マグマが関係しているとしたらこんな程度の被害ではない。

爆発に遭遇し難を逃れて下山した人のコメントでは、黒い熱風が襲ってきて体をかがめてしのいだという。頭や顔は灰をかぶっていたのだろう白く残っている。他の人は当時の様子を、最初が土砂崩れだろうと思っていたら爆発音がして噴火と分かった。灰の雨とゴロゴロという雷の音がしたという。

当然に地震との関係が気になる。

30年前の1984年には震源を玉滝村とする長野県西部地震が発生し、大規模な土砂崩れ災害に遭っている。

NHKニュースによると、910日から火山性地震が増え出し、一旦減少したが26日になって急激に増加、27日の噴火となったそうだ。前兆現象と言えるのか。急増したときに入山者に警告出来なかったのか。

Tenki.netで長野県西部を震源とする地震を調べたが見当たらず、長野県南部を震源とする地震は頻繁に発生している。御嶽山の北東に当たるが近い。

長野県南部地震 2014.9.23
木曽で震度1
気象庁地震情報
それによると、今年にはいって20回、M1.8~3.9、最大震度3が発生している。気象庁の地震情報によると923205M2.2、木曽町で震度1だ。

この周辺で大きい地震と言えば1948年の福井地震M7.1,1968年の北美濃地震M7.0そして1984年の長野県西部地震M6.8があり関連性を指摘する研究者もいた。







御嶽山周辺の火山、活断層
SAPIO 2014.4
また周辺は阿寺断層帯、高山大原断層帯、境峠神谷断層帯、木曽山脈西縁断層帯に囲まれ(SAPIO2014.4 活断層&活火山ハザードマップ)、近くの焼岳は3.11以来何時噴火しても可笑しくないと言われてきた。

2011年の東北地方太平洋沖地震でM9を経験したのだから内陸部でも何があっても不思議ではないと言われてきたが、この御嶽山噴火もそう見るべきなのか。

兎に角、私たちに警告を発していることになる。


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