2016年3月2日水曜日

米大統領選 クリントンさんvsトランプさん:ところでトランプさんは本当に何がやりたいのか

朝日新聞夕刊 2016.23.2
米大統領選はクリントンさんvsトランプさんになりそうだが、トランプさんは本当に何がやりたいのか。暴言、造反、相手をののしるやり方では続かないのではないか。

アメリカだから最後はまともな判断を下すだろうが、トランプさんも主張を現実に戻さなければ主流派と言われる人たちに支持されないのではないか。

注目された12州に及ぶ予備選であるスーパーチューズデイの結果が2日の全国紙夕刊の一面トップを飾った。民主党はクリントンさん、共和党はトランプさんが2位のサンダースさん、クルーズさんを大きく引き離す結果になった。

なんと言ってもトランプさんが話題をさらう。「圧倒」という言葉が似合うのだ。

でも面白さはあるが、本当に支持して良いのかと思う。

キャッチフレーズだってクリントンさんは「Fighting for us」だがトランプさんはない。言うとすれば「Strong  America」否、「偉大なアメリカ」?

例えクリントンさんになったとしても、「政治改革」、「格差是正」、「反ワシントン」、「反エスタブリシュメント」の精神を無視して政治は進まないだろう。今後のアメリカ政治を変えていくかもしれない。

そして誰が大統領になってもアメリカにとって「不利益」なことはしないだろう。アメリカ経済を守るために円高ドル安に進むはずだ。TPPだって候補者全員が反対している。

消費税10%への増税、2%物価安定目標達成も米国大統領が誰になるかで大きく変わってくるか。TPPだって急がない方が良い。結果によっては恥をかくことになりかねない。

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