安倍総理が予算委員会で「匿名である以上は本当かどうか確かめようがない」と発言したそうだが、では総選挙で自民党に投票したのも「匿名だから本当かどうか分からない」と言うことか。自民党候補者が風に乗って多数当選しても総裁としては信用できないのだ。
だからか、「政治とカネ」、スキャンダル、答弁に不安定な閣僚など続出なのだ。
メデイアの報道によると、予算委員会で民主党の山尾さんが社会的問題として「保育園落ちた 日本死ね」のブログ記事を取り上げて安倍総理に質問したのだ。
その時、安倍総理は匿名である以上は本当かどうか確かめようがない」と手振り身振りで開き直りの答弁をやってしまった。委員会室は山尾さんが質問している間中、自民党議席からヤジが飛ぶ。
その直後に、「私だ」「僕だ」という記入、国会前には大勢の「保育園を落ちた」母親達が抗議であつまった。
待機児童問題で保育所不足、保育園に子どもを預けられなければ仕事に出れない。職場放棄しかないのだ。家計が細るが仕事も出来ない。
1億総活躍社会を築こうというのにこんなことでは先が思いやられる。無能な国会議員、無駄な新国立競技場に回すカネをこちらに回せという主張も正論だ。
ブラジルでは巨額の投資が必要なオリンピックに批判が集中しデモも起きている。「もっと国民の生活を守れ」というのだ。
日本も「景気は緩やかな回復基調」「日本経済は悪くない」「脱デフレとは言えないがデフレではない」と政府、日銀は言うが、末端の生活には違和感がある。
案の定、内閣支持率は下がった。40%を切れば安倍政権も危なくなる。
確かに匿名は無責任な意見も出てくるが、社会現象を考えるとその本意は分かるはず。そこがくみ取れないと政治家ではない。
衆議院選挙、参議院選挙は匿名の投票ではないか。否、無記名投票という。
有権者も劣化、政治家も劣化、行き着く先は政治も劣化。
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