讀賣新聞 2016.3.19 |
懲りない北朝鮮のミサイル発射が続くが、我が国の通常の監視、迎撃態勢はどうなっているのか。先のミサイル発射では予告を受け、米国、韓国に続き日本もイージス艦、PAC3の配備で迎撃態勢を取った。
しかし、今は「やるぞ」と予告しての発射なので対応も予告後にすれば良いが、実際の戦争となると予告なしの発射になる。そんな時に日本の対応は良いのか。
今回のミサイル発射の経過を新聞報道で見ると、18日、午前5時55分に「ノドン」と思われる中距離弾道弾を発射、1発目は800km離れた日本の防空識別圏内の日本海に落ち、2発目は20分後に発射の可能性があると言う。
更に、6時17分にミサイルを発射、1万7000m上空でレーダーから飛行体が消えたという。失敗して上空で爆発させたのではないかとみられている。
これは問題だ。
北朝鮮が爆発処理をしたから良かったものの、失敗して日本領土に落下したらどうなるんだ。そうならないようにイージス艦やPAC3を配置し迎撃態勢を取るのではなかったのか。
今回のミサイル発射予告で自衛隊がどういう体制を取っていたのか。
新聞報道によると、「18日までに」破壊措置命令が発せられ、18日夜、自衛隊市ヶ谷にPAC3が配備されたという。「18日までに」とは具体的には何時になるのか。
それじゃ遅すぎるのではないか。ミサイル発射が終わってから更に再発射されるのを警戒したのか。
米軍基地にはコブラボールが飛来したという。
北朝鮮が予告発射してもこの無様だ。予告なしの発射で間違って日本領土内に落ちたらどうするのだ。
緊迫感が漂う朝鮮半島の現状を考えると、イージス艦、PAC3の常時配備は常識ではないのか。今のままでは折角の装備が無用の長物になりかねない。
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