2016年3月17日木曜日

報ステの「ショーンK」に見る:視聴者はコメンテーターに影響されるのか

謝罪する古館さん 
2016.3.16 テレビ朝日 報道ステーション
テレビの報道番組の視聴者はコメンテーターに影響されるのか。またまた、週刊文春が嘘を暴いた。以前、チョット問題になった事があったが報道ステーションでコメンテーターをしている「ショーンK」さんの学歴、資格取得に嘘があったと言うのだ。

「噓であれば本当にいけないこと、だが残念だ。確認出来ていなかったことは申し訳ありません」と言う意味の謝罪を16日夜の報道ステーションで古館さんがした。

詳しい説明なしに「噓だった」と言われても週刊文春を読んでいなければ分からないことで、謝罪にはなっていない。古館さんやスタッフにしてみれば1番避けたい問題なのだ。サッとやり過ごしたい気持ちなのだろう。

官邸が番組内容に口出しするようになって、各テレビ局の報道番組も改善策(?)としてコメンテーターの交代をし、女子アナも変えて衣替えの様相だ。

ショーンKさんも、報道ステーションの水曜担当だったのか。古館さんが一応ニュースを読んだ後、コメンテーターの方に体を移し、解説を促す。ショーンKさんは低い声で相づちを打つコメントをする。声が低音なのではっきりは分からないが、記憶に残るコメントはなかった。

コメンテーター紹介に「経営コンサルタント・・・」と出ていたので広く仕事を展開していたのだろうと想像出来るが、学歴、資格取得でホラを吹いていたとは知らなかった。

そんな事よりも、ニュースに的確にコメントが出来、人気を得れば番組のためにはなる。

4月からは、フジテレビで新・報道情報番組「ユアタイム」のメインキャスターになる予定だったことは何かで読んだことがある。

フジテレビも社運を賭けていたのだろうが、週刊文春の報道がもう少し遅く、4月に入ってからだったらフジテレビは大混乱になっただろう。

有名になり人気が出て来たり、局が大々的に宣伝すれば、「どんな人間か」を調べたくなる。当然の話だが、ショーンKさんには名前も学歴も、資格も噓だが経営コンサルタントの仕事も首をかしげる内容のようだ。

全てを認めて、出演を辞退、自粛するという。

報道番組のコメンテーターには、大学の教授、准教授、新聞社の論説委員、著名なジャーナリスト、昼の情報番組ではタレントなどが出演する。

メインキャスターが話を振るとコメントする。

でも、キャスターがしっかり説明しているのでコメンテーターの話など相づちを打った追加説明だ。

コメンテーターがどの程度視聴者に影響を与えているのか。米国の大統領選・予備選で共和党のトランプさん独走に「別の動きがある」とコメンテーターが言えば耳を傾ける。

中国の経済減速はコメンテーターの説明が不要なほど映像を見る度に分かることだ。新し政策と言っても見向きもしない。それだけ中国経済の構造改革は難しいのだ。でも東京福祉大の先生の解説は役に立つ。

北朝鮮も「黙っていれば忘れられる小国」という立場だ。騒いでいれば世界が振り回される状況が逐一と報告されるから、金正恩主席は面白いのかもしれない。

核実験、ミサイル実験、拉致問題と情報は錯綜するがコメンテーターはどうやって情報を収集しているのか。

3.115年後、福島第一原発の廃炉作業、復興状況、当時の検証にも解説員、コメンテーターの発言があった。

コメンテーターは自分の専門外でもコメントしなければならないのだろう。予めニュースが分かっていればコメントもペーパーに書かれておりそれを読んでいるのか。


視聴者は安易にコメンテーターの意見に左右されず、しっかり新聞などでニュースを知り自分の考えを持つべきではないか。逆にコメンテーターで人気が取れると判断するテレビ局は視聴者を馬鹿にしている。

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