広がる巨人軍の野球賭博：「巨人軍は永遠に不滅です」は思い上がりか

巨人軍の野球賭博汚染が広がりを見せている。誰かが「巨人軍は永遠です」と言ったが、今になって思えば巨人軍に「驕り」があったのではないか。このまま賭博汚染が防止できないのであれば、巨人軍は解体し、一リーグ制に改革したらどうか。

何番目の指名かは別として巨人に指名されるステータス、他球団に比べて高給が期待される一方で、巨人軍ということでプレシャーもかかるだろう。

高給が賭博に走り、プレッシャーが覚醒剤に走ることは容易に想像出来る。

一方で、ＮＰＢという「ムラ社会」での野球協約のへの甘い解釈は賭博汚染を根絶することを妨害している。

昨年の3人の野球賭博での永久追放に続き、新たに又疑惑が出て来た。メデイアのニュースでは更に広がる可能性を報道している。

何か、疑惑が出てくると球団独自の調査に加えてＮＰＢへの告発で弁護士を加えた調査委員会が調査するが、何時も決まって言われることは「調査の限界」で疑惑の根源に迫れなかったということだ。

更に、今度は巨人が試合前に円陣を組む「声だし」で、選手間に現金のやり取りがある事が判明したが、早々と「協約違反」ではないと牽制した。

野球協約177条には違反しない。チームの勝ち負けのどちらかを選べない「非予想型」だから抵触しないというのだ。

これは、昨年の調査でも指摘されていた行為であるが、「賭け」には当たらないが選手間で金銭の授受があったというのだ。

その後、再発防止のために通達で一切禁止したという。

曖昧な解釈、逃げの一手がスキャンダル解明と訴追を不可能にしている。

こんな状況下では巨人の士気はどうなのか。存在感も薄れるのではないか。このままで「信頼の回復」が出来るのか。

プロ野球界としても人気が一方的に偏り、対巨人戦では観客が増えるもそれ以外は閑古鳥の鳴く球場だから興業的には皆巨人と対戦したい。2リーグ制だとパの観客動員数が少ない。

そこで、1リーグ制が提案されている。これなら全球団が巨人と戦え、興業的にもプラスになるからだ。

大きく巨人に頼る時代は終わった。今回の野球賭博を機会に巨人頼みのプロ野球界を改革していったらどうか。巨人に賭博汚染が広がるには何か原因があるはずだ。