3日の石原元知事の記者会見は「既に決まっていた」、「相談なし」、「一任していた」の連発だが、最高責任は認めたようだ。そりゃそうだろう、週に2日ほどしか登庁しないのだから重要案件でも自分に興味がなければ「上の空」の承認ではなかったのか。
でも、利権に関わるような案件になると俄然興味を示すのが石原さんだったのだろう。
豊洲への移転決定、土壌汚染対策とその瑕疵担保責任、東京ガスとの契約、専門家会議、技術会議での検討経過、都議会、都庁役人との事実関係が質疑の要点になっていたが、石原さんは百条委員会、追訴されていることもあり弁護士と善後策を練っての答弁になったのだろう。
記者クラブでの司会をした橋本さんが「高濃度のベンゼンが検出されたときに「チョット待てよ」という事に何故、ならなかったのか」との質問は石原さんの痛い点をついていた。
犠牲者が出るかもしれないとの発言に、具体的な名前が挙がっていたが、夕方には関係者が事実誤認を主張していた。
石原さんは科学者が豊洲は安全と発言していたとして中西さんの名前を挙げていた。確かこの人は「化学物質の安全」の専門家だ。
しかし、この豊洲問題は「食の安全、安心」か、「科学的には問題なし」かの判断になるが、いつものように行政の責任者は前者で、科学者は後者だ。
ウヤムヤのうちに体調不良で「緊急入院」とでもなるのだろうか。
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