東京一極集中が問題化し、地方移転が叫ばれている。テレビで東京転出3500人、神奈川、千葉、埼玉近県3県でそれぞれ1000人が転入したという。これも地方移転と言うのか。東京でも国分寺などは転入しているというのだ。交通の便、空気がきれいと言う。
メデイアの報道では地方転出の成功例が多い。
若者で寂れてきた農業、林業につきたいと地方を選ぶ。年配者から懇切丁寧に指導を受けることもでき、自治体は生活支援する。子供が小さいとこんな豊かな環境で子育てできることを喜んでいる。東京では持てない規模の家を格安で手に入れられる。
でも、本当に満足し定住を考えているのか。子供が大きくなると教育に不便を感じる。車がないと生活が不便だ。病院だって隣町まで行く。
失敗例はないのか。以前、あるテレビで東京から沖縄に転出したが、1年で東京に帰ってきたという。想像できない障害があったそうだ。
確かに過疎地でも1軒屋を借りて事業をやることもできる。工芸品の製造、デザイナー、作家など自営業にはいいかもしれないが、すべてがうまくいくとは限らない。
私の親父の実家が岡山県の田舎にある。結婚式で知人にあったが、昔は13軒あったが今は半分の6軒しか残っていない。限界集落とまではいかないが、祭りなども減ってきているという。車がないと生活は不便だ。昔の田んぼが原野状態になっている。
関東圏でも新幹線や交通の便のいいところでは東京から移住する高尾Þもできる。テレワークが進めば東京の事務所は必要ない。首都圏へ1時間ちょっとでいければ時々の新幹線通勤は可能だ。
ポストコロナでは新しい生活様式をどう構築するか。定年後の人生では地方移住も考えられるが、どうか。
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